離婚をする気が無いのに不倫関係を続ける彼。別れてから理解出来た彼の気持ち

みいさん(女性 42歳 山口県 看護師)から投稿いただいた「彼の気持ち」体験談です。

新婚で幸せそうな彼を好きになってしまったみいさん。

いけないことだとは頭ではわかっていたものの、酔いにまかせて彼に告白をし、不倫関係になっていった二人。

しかし、彼は甘い言葉や期待を持たせるような発言はせず、常にどこか一線を引いているような態度なので、みいさんは不安や寂しさを募らせていきます。

そんな不倫関係を続けていたある日、彼から突然別れの言葉を告げられてしまいます。

彼の気持ち体験談メモ

お名前:みいさん(仮名)
性別:女性
当時の職業:看護師
年齢:42歳
地域:山口県
悩み:不倫関係ながら一定の距離を置く彼の本音がわからない
当時の状況:好きになってしまった新婚の彼と不倫関係


好きになった彼は既婚者…いけないと思いながらも始めてしまった不倫関係

当時、私には好きな人がいました。

しかし、決して楽しいばかりの恋ではありませんでした。

なぜなら、その人には大切な奥様がいたからです。

しかも新婚で、幸せ真っ只中でした。

私と4つしか年齢が変わらない彼はとても仕事の出来る人で、若いのに役職を任されるような人でした。

イケメンでスタイルも良く、仕事が出来る。

そんな人でしたから、奥様がいるとわかっていても、惹かれるのに時間はかかりませんでした。

酔った勢いを利用して彼に告白をしました

ある飲み会で飲み過ぎてしまった私は、彼に送ってもらう事になりました。

ドキドキしながら、内心は期待していたのです。

気持ちを伝えるのは今しかない。

そう思いタクシーの中で彼にもたれかかり、「ずっと好きでした。」と、伝えてしまったのです。

彼は、一瞬戸惑った様子でしたが、「僕には家族がいるよ。」そう答えたのです。

「わかってます。それでもいい…。」

私は続けました。

それから、二人の不倫関係が始まったのです。

不倫相手の彼の気持ち

不倫関係の始まり

「僕は家庭は壊さない。君もいい人が出来たなら、すぐに別れよう。」

それが、彼の口癖でした。

普通に聞けば、ズルくもあり酷い言葉かも知れません。

私も、当時は何度もそう思いました。

私とはきっと遊びなんだ。面倒臭い事になりたくないんだ。

そういつも感じ、一人で悶々と悩んだり、彼を責めたりの繰り返しでした。

線引をしながら不倫を続ける彼の気持ちって?

彼は、不倫の常套句のような甘い言葉や、期待させる言葉を一切言わない人でした。

それが、当時の私には不安で寂しいものだったのです。

楽しいデートをしても、何食わぬ顔をして家庭に戻る彼を、疑っては悲しくなっていました。

しかし今はそれが彼なりの、誠意だったのだと思えるのです。

私がのめり込んでしまわないように、彼が悪者になり壁を作ってくれていたのでしょう。

もしかしたら、彼もそう言う事で、自制していたのかも知れません。

そう言いつつも、彼は出来る限り精一杯の事をしてくれました。

会社にもバレてはいけない為、頻繁にと言う訳にはいきませんでしたが、休みを合わせ遠出をしたり、寂しいと駄々をこねれば、帰る時間を遅らせるなどワガママも聞いてくれました。

突然告げられたお別れの言葉

そんな関係が一年と少し続いた頃、彼から突然の別れを切り出されたのです。

「妻が妊娠したんだ。」

その言葉を聞いた時に一瞬にして目の前が真っ暗になり、何かが音を立てて崩れたような気がしました。

彼と奥様の関係は上手く行っており、奥様も子どもを欲しがっていると言う話しも聞いてはいましたが、やはりショックでした。

仕方ない事とはわかっていても、受け入れる事の出来ない私は、何度も何度も彼と話し合いました。

「それでもいい。決して、あなたの家庭を壊すような事はしないから。会えなくても、寂しくても我慢するから」と…。

しかし、彼の気持ちは変わらなかったのです。

程なくして、私たちの関係は終わりました。

別れてから少しわかった彼の気持ち

喪失感と虚無感でいっぱいの私は、しばらくは食事が喉を通らず、眠れない日々が続きました。

そして、彼に対しても疑心でいっぱいだったのです。

そんな中、ふと目にした雑誌の中の言葉に気持ちがすっと、軽くなったのです。

『本当にいい男は自分を悪者にしてでも、大切な人を守れるものだ。』と言う一文でした。

何の雑誌かも、誰の言葉かさえも忘れてしまいましたが、その言葉だけは、今も心に残っています。

自分の事だけを考え、不倫の美味しいとこどりをするような男性なら、奥様の妊娠で別れたりはしないでしょう。

むしろ私は、性欲処理として利用されていたかも知れません。

しかし彼は、私の未来と奥様の気持ち、生まれてくる赤ちゃんの事を案じ、別れを決意したのでしょう。

彼もきっと、辛かったと思います。

彼の真意はわかりませんが、きっとみんな彼の守りたい大切な人だったのだと、思えたのです。

別れたくないと泣いて縋る私に、小さな子どもを諭すように話しをし、「全て自分勝手な僕のせいだから、許して欲しい。そして、幸せになって欲しいんだ。」と何度も謝り、涙した彼の姿に、嘘はないと思えたのです。

不倫を終えて私が学んだこと

それから、私も結婚をして会社を辞めた為、彼の現在はわかりません。

私は二人の子どもに恵まれ、彼の望んだ幸せな暮らしをしています。

私は彼と出会い、許されない関係だったけれど、全く後悔はしていません。

はたから見たら、都合よく捨てられたように思われる恋でも、あのひと時はステキな時間を過ごせたと思っています。

辛い事もあったけれど、それ以上に人を想う大切さを、彼から教えてもらった。

そんな気がするからです。

みいさん(女性 42歳 山口県 看護師)


みいさん、貴重な体験談を投稿していただきありがとうございます。

家庭を大切にしているのに不倫をする男性の心理

不倫をする男性のほとんどは家庭を壊す気は無く、奥さんとの離婚を考えていません。

それにもかかわらず、不倫をする男性の多くは不倫相手であるあなたの心を自分から離さないようにするために、離婚をほのめかすなど甘い言葉たくさん囁いてきます。

その甘い囁きを信じてしまうと、どんどんと不倫というドロ沼に…。

男っていう生き物はズルいですね。

今回体験談を投稿して下さったみいさんの彼はそういう男性とは少し違いました。

不倫はしていますが、家庭を壊す気は無いとみいさんに宣言していますし、みいさんが他にいい人を見つけたら自分はすぐに身を引くとも言っています。

もちろん不倫という行為自体は褒められたものではないかもしれませんが、ここまでしっかりと線引をしてくれる男性も中々いませんよ。

そんな男性だったからこそ、みいさんも彼に惹かれてしまったのかもしれませんね。

不倫をする男性の心理

不倫をする男性の心理

では、家庭は大切にするし、奥さんと離婚をするつもりは無いのに、不倫をする男性の心理とはどういう気持ちなのでしょうか。

離婚をする気が無いのに不倫をする男性は、不倫を結婚とは別の新しい恋愛だと考えている場合があります。

結婚という形で一つの恋愛はゴールを迎えてしまったけれど、恋愛特有のトキメキやドキドキ感をもう一度味わいたい。

だから家庭がうまくいっているにもかかわらず、不倫という行為をしてしまいます。

ただ、相手の女性が自分に本気になってしまう危険性を考慮し、一定のラインで線を引くのもこのタイプの男性の特徴です。

自分の家庭も、相手の女性の人生も壊す気がないから、割り切った関係を保つために、甘い囁きや期待を持たせるような発言はしません。

こういう上手な不倫が出来るタイプの男性は、感情のコントロールが上手く仕事が出来る男性が圧倒的に多いですね。

みいさんの彼もまさにそんなタイプの男性だと思います。

そんな彼が相手だったからこそ、みいさんも自分の幸せを掴むことが出来ました。

不倫を推奨するわけではありませんが、不倫だって立派な恋愛経験の一つだと私は思います。

素敵な恋愛経験をすることが出来たみいさんの今後の幸せをお祈りしています。

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