No.138 結婚したいと言った私に結婚する気はないと言った彼の気持ち
みなえさん(女性 40歳 北海道 主婦)から投稿いただいた「彼の気持ち」体験談です。
付き合っていた大好きな彼と、いつか結婚したいと思っていたみなえさん。
夜景の見える公園でデートしたときに、思わず結婚したいと口に出してしまいました。
それに対して彼が返した言葉は「結婚する気ないんだよね」
ショックをうけたみなえさんは…?
彼の気持ち体験談メモ
お名前:みなえさん(仮名)
性別:女性
当時の職業:主婦
年齢:40歳
地域:北海道
悩み:大好きな彼に「結婚する気はない」と言われてしまいました
当時の状況:交際していた彼と結婚したいと思っていましたが、その気はないと言われてしまいました
結婚する気はないと言った彼…でも別れることができなかった私
私は20代前半の頃に6つ年上の彼氏と交際していました。
その彼氏とは自分でも相性ぴったりだと感じていましたし、この人以外考えられないというほど大好きだったので「いつかは結婚したいな」と思っていました。
もちろん彼氏も同じ気持ちでいてくれていると信じていた私は、彼氏を疑うこともなく楽しい毎日を送っていました。
結婚したいと言った私に彼はその気はないと
ある日、彼氏が夜景の見える公園にデートに誘ってくれたんです。
私は初めて見る素晴らしい夜景に舞い上がっていました。
周りはカップルだらけですし、うっとりしながら「こんな場所でいつかプロポーズされたいなぁ…」なんてぽわんと考えていました。
そして、ついそれを言葉にしてしまったんです。
「いつか結婚したいね」と。
逆プロポーズなんて、女としてはちっとも憧れていたわけではありません。
やっぱりプロポーズは男性の方からしてほしいという願望が強く、ましてやまだ若かったので結婚を焦り始めていたわけでもないんです。
ただ、これまで付き合ってきた中で「結婚したら」とか「子供が生まれたら」という言葉を一度も口にしない彼氏に不安や不満があったのは事実で、晴らしい夜景の雰囲気にも押されて彼氏の本音を確認したくなってしまいました。
彼氏はしばらく黙っていたのですが、申し訳なさそうな声で「ごめん。結婚する気、ないんだよね…」と言いました。
でも別れることはできませんでした
それを聞いた私はショックで涙がポロポロ流れ、「そうなの?そうだったの?」とぶつぶつ言うだけでした。
「余計なことを言ってしまった」と後悔しながら、初めて彼氏が結婚に対してどう考えているかを知って絶望したのをよく覚えています。
結婚が全てとは言いませんが、自分の両親が離婚をしているのもあって自分こそは幸せな結婚をしたいという夢があった私です。
その相手は彼氏以外考えられず、かといって独身のままでもラブラブならいいやとは割り切れません。
どうしたものか、答えを出すのにはけっこう時間がかかりました。
出した答えは単純なもので、「やっぱり別れることなんてできない!」というものでした。
いつか結婚を思い描いてくれると信じて
結婚願望のない彼氏は今が楽しければそれでいいのかもしれませんし、単に若い彼女がほしいだけで、私がそれなりの年齢になれば捨てられてしまうかもしれません。
それがはっきりしているなら、別れるという決断を早めにしてしまった方が懸命だったのでしょう。
ただ、彼氏を見る限りそうも思えず、ただ結婚に対する憧れがなくピンと来ていないだけというように見えました。
そう思いたかっただけなのかもしれませんが、とにかく別れることを想像してもできっこないということだけははっきり見えていました。
そして、好きな相手を信じることにしたんです。
ずっと大好きでいてもらえれば、いつかきっと私との結婚を思い描いてくれる日が来るだろうと考えました。
今以上に彼氏を愛し、彼氏に愛される女になろうと心に決めたんです。
それしかショックを乗り越える方法が見つからないほど、彼氏のことが大好きでした。
そしてついに彼からプロポーズが!
そして、彼氏の結婚する気がない理由をはっきりと聞かないまま月日は流れ、何年か後にとうとう待ちに待ったプロポーズをされました!
その時初めて「結婚する気なかったんじゃないの?」と恐る恐る聞くことができたのですが、彼氏は「結婚って何がいいのかよくわからなかったんだよね。あの時、傷つけたのはわかっていたけど本音で答えなきゃと思ったんだよね…」と話してくれました。
気の利いたことは言えないけれど嘘がない人…それが私の信じた相手です。
そう思うとなんだか幸せな気持ちになりました。
その彼氏は今の夫です。
夫は今でも、結婚ってこんなものかくらいに思っているかもしれません。
しかし、子宝にも恵まれて幸せな毎日を送りながら「結婚してよかった」と感じてくれていると私は信じています。
いつまでもよくわからないところのある人ですが、はっきりと「結婚しよう」と言ってくれただけで十分です。
みなえさん(女性 40歳 北海道 主婦)
みなえさん、体験談の投稿ありがとうございました。
一時は絶望的かと思われていた彼との結婚ですが、無事に結ばれることが出来た本当に良かったですね。
おめでとうございます。
みなえさんが20代前半で、彼が20代後半~30歳程度といった歳の差でしょうか。
女性と違い、男性は結婚というものを意識する時期が遅いものです。
女性は漠然と20代半ばで子供を産みたいという意識があります。
教育のせいか本能なのかはわかりませんが、この意識は間違いではありません。
これに対し、男性は子供を欲しいという意識は低く、結婚をして家族を持つという責任を避ける傾向が高い生き物。
一人の女性に縛られるのが嫌という浮気症な考え方の男性も多いですが…。
この意識の違いが結婚に対する考え方に大きく影響を受けています。
みなえさんがふと声に出してしまった「いつか結婚したいね」という発言。
この言葉が彼に対してとても有効だったいい事例ということになりました。
好きな彼にフラれたくないという強い気持ちがあると中々結婚を意識させる発言はできませんが、それっておかしな話だとは思いませんか?
フラれたくないという気持ちは十分に理解できますが、「結婚」というものを意識させた途端に別れるような相手であれば、そのまま付き合っていたとしても結婚にたどり着く可能性は低いです。
たどり着いたとしても既に出産が難しい年齢にまで引き伸ばされてしまっているかもしれません。
「フラれるのが怖い」という意識に支配いされてしまっては結婚にたどり着くことは難しいもの。
焦る必要はありませんが、無駄な時間を過ごすことを避けることを最優先に男性との交際をして欲しいと思います。
結婚を意識させることで男性の本質が見えてくること多いですよ。