自分の気持ちをはっきり伝えてくれない年上彼氏。喧嘩はしたけど最高の恋愛が出来た私が学んだ事
けいさん(女性 29歳 千葉県 OL)から投稿いただいた「彼の気持ち」体験談です。
SNSを通じて惹かれ合い付き合い始めた二人。7歳年上の彼は優しくて本当にいい彼氏でしたが、はっきりとした愛情表現をしてくれないのでけいさんは不安な気持ちになってしまいます。
彼の本音を知りたいけいさんは今の不安な気持ちを正直に彼に伝えます。
勇気を出して気持ちをはっきりと彼に伝えたけいさんのお蔭で彼にも大きな変化が。。
ネットから始まった年上の彼との関係
7歳年上の彼と出逢ったのは3年前の冬でした。
たまたまSNSで意気投合し直接連絡をとりあって仲良くなっていきました。
その時の私は前の彼と別れて傷心気味だったので、優しい彼に出逢い惹かれていきました。
初めて会い、お互い好意を持ちお付き合いを始めました。
自分の気持ちを伝えてくれない彼への不満
私は気持ちはちゃんと伝えてほしいタイプでしたが、彼は自分の気持ちを伝えないタイプだったので、何度もその事について話し合いを行いましたが、私が一方的に怒るという形が多かったです。
気持ちを伝えないタイプでも他に良い所がたくさんある彼を私はどんどん好きになりました。
彼も私の事を好きになってくれましたが、中々「好き」という言葉を貰うことが出来ず悶々としていました。
でも、会ってデートをすれば私優先で買い物に付き合ってくれたり、私の食べたい物を食べたりと、私の事を大切にしてくれていることは行動からよくわかっていました。
私の考えてる事や言いたい事も理解してくれたので彼といると居心地が良かったです。
勇気を出して自分の思いを伝えた瞬間
付き合って半年程、「好き」や「可愛い」を言ってほしい私は彼にその気持ちを改めてぶつけました。
「私はちゃんと言って欲しいし、言われると嬉しいし幸せになる。言われないと不安になる。心で思ってても私には伝わらない」と。
彼は真剣に最後まで聞いてくれてました。
私が話した後、彼は「ごめんね」と謝ってきました。
「今まで付き合った彼女には好きと伝えた事がなかった。聞かれた事もなかったし、私みたいにストレートに言ってくる彼女もいなかった」と。
私は気持ちをストレートにぶつけてしまうタイプなので、彼はそれに最初戸惑っていたけど、ストレートな私が大好きだと初めて言われました。
「今まで不安にさせてごめんね」と謝ってくれました。
その時は初めて言われた事が嬉しくて目を見て言ってくれて涙が溢れました。
彼にはちゃんと伝えれば分かってくれると思いました。
その後からは恥ずかしそうですが、ちゃんと大好きって言ってくれるし、今まで以上に私の事を考えてくれるようになりました。
前よりももっと大切にしてくれる彼と一緒にいると幸せな気持ちになりました。
新たに沸き起こる不満と不安
ただ、「可愛い」はまだ言ってもらってません。
私は痩せてる訳でもないし、世間から見ると可愛いと言えないと思います。
でも彼の前ではお洒落をしたいし、可愛い自分で居たかったので努力はしました。
彼に伝えるにしても「私って可愛い?」ってナルシストみたいな事は言えないしと悩みました。
改めて自分の気持ちを彼に伝えた瞬間
勘の良い彼は私が何かに悩んでいる事にすぐ気が付き聞いてきました。
私は悩んだ挙げ句ハッキリ伝えました。
「私ってあなたから見て可愛いかな痩せてもないし、可愛くないけど。どうかな?」って。
彼は私を抱きしめながら
「可愛いよ。また伝えてなかったね。俺の中では一番可愛いし、いつも俺の為に可愛くしてくれてるのわかってて可愛いって思ってた。俺また伝えてなくて不安にさせてたね。ごめんね。」と。
彼は私の事をちゃんと可愛いって思ってくれてて前の事もあり反省してくれました。
誰の為でもなく彼の為に可愛くしているので見ていてくれた事が嬉しくて、ちゃんと伝えれば喧嘩もせずに話ができるんだって思いました。
人生で最高の彼氏との悲しいお別れ
その後彼とは3年程お付き合いし、結婚すると思っていましたが…お互い仕事が忙しくなりすれ違いの日々が続き、話し合いの結果お別れをしました。
彼も私も好きの気持ちのままお別れだったので中々立ち直る事はできませんでしたが、最近やっと立ち直れそうです。
彼以上に私の事を考えて大切にしてくれる人がこの先に現れるかわかりません。
でも、彼と出逢いお付き合いをし、自分の気持ちを相手にちゃんと伝える事の大事さを教えてもらいました。
相手に伝える事は凄く勇気がいることです。
彼と過ごした3年間は私自身成長させていただきました。
彼と出逢えた事は本当感謝しています。
これが私が体験した過去の恋愛です。
けいさん投稿いただきありがとうございました。
別れはしてしまったものの、けいさんの中で彼との思い出がとても素晴らしい思い出になっていることを嬉しく思います。
愛情表現が苦手な日本人男性
日本人は思ったことをはっきり言葉にしない人種だとよく言われていますし、それが美徳であると感じている人も多くいらっしゃることでしょう。
確かにそれも間違いではありませんが、恋愛となればやはり素直な気持ちを伝えて欲しいものです。
特に男性はこの傾向が顕著に表れます。
言葉で意思の疎通を図ろうとする女性に対して、男性は言葉よりも態度や行動で愛情を示そうとします。
この違いが原因の喧嘩が非常に多いように思います。
今回のけいさんと彼に関しても同じようなことがいえるでしょう。
言葉で愛情表現をして欲しいけいさんに対し、行動で愛情を伝えようとしたのが彼です。
けいさんが彼に大切にされていると感じる事が出来たのは、彼なりの愛情表現だったのだと思います。
日本人男性が愛情表現が下手な理由
古来より日本は男尊女卑の社会体制で歴史を重ねてきました。
女性が社会進出を行うようになり、女性の権利が高まってきたのは本当につい最近のことです。
今まで、女性は男性に付き従う存在であったため、言葉で愛情表現をして女性の気を引いたりご機嫌をとるようなことをしてこなったというのが、日本人男性が愛情表現が下手な理由の大きな要因の一つと言えるでしょう。
また、テレビや映画、小説や漫画などでよく出てくるシーンで、お互いが何も言わずに相手の気持ちがわかる、通じ合っているというものがありますよね。
その、いわゆる以心伝心的なものに男性は憧れを抱いている傾向があります。
そこには言葉で好意を表現するのが恥ずかしいという理由もありますが、以心伝心が出来る女性を求めているのかもしれません。
そうは言っても愛情を口に出して伝えてもらわないと不安になってしまうのが女心ですよね。
世の男性にはたまにでもいいから言葉で愛情表現をして欲しいと思います。
相手へ自分の気持ちをぶつけることはとても勇気がいるものです。
ですが、それをしなければ相手も自分も変わることができないのかもしれません。
勇気の一歩を踏み出したけいさんと彼は、お互いの気持ちをしっかりと相手に伝えることで、より一層深い部分で通じ合う素敵なカップルに変わっていったのだと思います。
最後結ばれることはありませんでしたがとても素晴らしい恋愛をすることが出来たけいさんを羨ましく思います。
この恋愛を糧に、さらにいい恋愛が出来ることを心よりお祈りいたします。
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