No.172 彼が私の家族と会いたがらないのはどうしてなの?
早苗さん(女性 35歳 愛知県 会社員)から投稿いただいた「彼の気持ち」体験談です。
バツイチ子持ちの彼は年上の30代前半で養育費を払っていました。
そんな状況も覚悟の上でお付き合いを始めた早苗さんは、ある日彼の家の冷蔵庫が壊れたのを理由に自宅へ彼を呼ぶことにしました。
しかし、彼は何かと理由をつけて断り、そこから「私の家族と会いたがらない」と違和感を抱くようになっていきます。
遂に呼ばれた家族からの招待もドタキャンすることになり疑念は深まっていくばかりで、埒の明かない彼への態度に早苗さんは飛び出してしまったことで関係に亀裂が生まれてしまったのです。
彼の気持ち体験談メモ
お名前:早苗さん(仮名)
性別:女性
当時の職業:会社員
年齢:35歳
地域:愛知県
悩み:彼氏が私との結婚をどう思っているのか知りたい。関係をはっきりさせたい。
当時の状況:30代前半のバツイチ子持ちの彼氏がなかなか私の家族に会いたがらない。

バツイチの彼との結婚が見えない不明瞭さに悩む日々
私の覚悟とは裏腹にはっきりしない彼の態度の理由が分からない
年上のバツイチ子持ちの彼と付き合っていました。
彼は養育費も払っていました。
そのようなことは付き合う前にカミングアウトされたので、それらを含めて全て受け止めたいと思い彼と付き合いました。
私自身、結婚願望は無いと言えば嘘になりますが、周りの友達がまだ未婚というのもあってそれほど焦ってはいませんでした。
ただ、子供を産むというのを考えると当時20代後半に差し掛かっていたため、ちゃんと考えた方が良いとは思っていました。
ちなみに彼の当時の年齢は30代前半でした。
たくさん仲良くして充実した毎日の中で生まれた違和感
楽しいばかりで付き合って半年ほど経った時に彼から合鍵をもらいました。
とても嬉しかったですし、もしかしてこのまま一緒に住んじゃうのかなとは思ったのですが、とりあえず有頂天にならぬよう週末婚のような感じで週末にかけて彼の家で泊まりがけで遊びに行ってました。
付き合って一年が経ち、その間には仕事で少しすれ違ったり、彼が子どもと面会に行くとかでこのまま戻ってこないかもと気持ちが沈んだり、意見の食い違いで喧嘩もたくさんしましたが、その分旅行へ行ったり、お互い仕事帰りに待ち合わせて食事に行ったりと彼とは充実した日々を過ごしました。
ある日、彼の使っていた冷蔵庫が壊れてしまいました。
養育費も支払っているためお金がないのは知っていたので、実家暮らしだった私の家に、動くのは動くけど使用していない小さな冷蔵庫があったため、
「一緒に運ぼうよ!お父さんに聞いてみる!」
と言うと
「うーん、それは良いよ。中古でもたくさんあるしそこで買うよ」
と言うので、
「うちのだったらタダだよ!いいじゃん」
と押してみても彼はずっと、そんなの悪いし…とか運ぶの大変じゃんとやんわり断られてしまいました。
この時は気付かなかったのですが、後になって思ったのはうちの家族にあまり会いたがらなかったなと思いました。
特別な日でも寝続ける彼と埒の明かない関係に亀裂が走る
結局彼は、同僚から冷蔵庫を譲ってもらったようで解決しました。
月日は経ち、一年半ほど付き合った際うちの母が
「付き合っている人がいるなら紹介してよー」
と言うため、お茶でも飲みながら彼を紹介できたらと思い、彼に予定をつけて貰いました。
彼も
「なんだか緊張する」
とは言ってくれていたのですが、母に紹介する日、彼は昼過ぎまで寝ていてなかなか起きてくれませんでした。
「もう時間だよ、どうするの?」
と聞いても
「うんー…」
くらいで全く起きてくれず、せっかく母もこの日のために予定を空けてくれていたのに…と思うと母に申し訳なくなり
「嫌なら嫌って言ってよ」
と彼に言っても何も答えてくれず、母にキャンセルの連絡をして彼の家から出て行きました。
ドタキャンから始まる疑念の日々とは相反する彼からの呑気な連絡
なんとなく私の家族とは会いたがらないなとは感じていたのですが、彼もはっきり言わなかったため、私も見て見ぬふりというかわざわざ彼に確認することも無かったのですが、今回のドタキャンで
「会いたくないんだろうな」
と感じました。
彼の気持ちが知りたくて、友人に相談しても
「このままじゃ、なんだか別れてしまいそうな気がするよ」
と言われ、自分も今後のことを彼と話すと別れ話になりそうと、彼には言えずにいました。
母との約束をドタキャンされて以来、しばらく私から連絡を控えて、彼の家にも行かなかったのですが、彼からも連絡がなく
「あぁ、このまま自然消滅なのかな」
と思っていたら、彼から普通に
「家来ないの?待ってるよー」
といつも通りの連絡があったので会いに行きました。
会えば普段通り、あのドタキャンはなんだったんだろう…とお互いその話題には触れることもなく、彼からも訳を聞けず過ごしました。
私は彼に子どもがいるので、私たちとの子どもを望まなくても彼とずっと付き合っていって、いずれ彼と結婚したいと思っていたのですが、彼はどう思っているのかをよく考えるようになりました。
確約のない未来に終止符を打ち新しい人生へ
別れようと言われたらどうしようと思うと中々切り出せなくて、そんなことを思っている間に、付き合って2年目を迎える時期になりました。
私も30代を目前にし、このままダラダラ付き合うのも良いのかな。
また新たに付き合って…てすると時間ってあまり無いんだな…と思うようになり、未婚だった友人たちも1人2人とプロポーズをされ前に進んでいる姿を見ると、私も彼との時間がもう今日が最後かも知れない。
もしくはここからがスタートになって、新たなスタートになるかもしれないと思い、彼に
「今後のことで話したいことがあるから、話せる時間が欲しい」
と話し合いを持ちかけました。
そのLINEをするのに送ろうか送らまいかで、すごく時間がかかりました。
次の休みの日に私の実家の近くまで彼が来てくれました。
彼の車の中で、以前母との約束をドタキャンした時の気持ち、バツイチ子持ちの彼の私との今後の気持ちを聞きました。
すると彼は
「君の大切な20代、責任が取れない。君のお母さんと会うともう将来を約束されたと考えられると僕には荷が重かった。本当にごめん。結婚とか、出産とか抜きで君の今後の未来一緒にいれる責任が持てない。期待させることもできない。最低な僕でごめん。」
と言われ
「あぁ、私との未来は考えて居なかったんだな」
とはっきりして別れを選びました。
嫌いになって別れたわけではないので、しばらくは苦しかったです。
結局私たちは別れる判断となりましたが、彼の本当の気持ちが聞けて良かったです。
早苗さん、貴重な体験談を投稿していただきありがとうございました。
モヤモヤした関係を続けた上に別れてしまったのは辛かったですね。
彼の子供や過去の経歴を受け入れ、幸せを見つけるために真剣に関係を築こうとしたにも関わらず、彼が優柔不断ではっきりしないことが原因となり不安な状態が続いてしまいました。
未来に向かって進むためにはお互いの目標と希望が一致することが必要不可欠ですが、決断を下せるほどお互いの気持ちを共有できなかったのが更に苦しみを加速していたのです。
お互いがお互いの愛へ誠実に向き合うことが、関係を続ける中で最も大切であり難しい課題でもあります。
辛い中でも最後にお互いの気持ちを伝え合い、関係に終止符を打つという決断に至ったことが、早苗さんにとって将来への新しいスタートへの一歩になることを願っています。