No.169 両思いで付き合えた彼。付き合ってから変貌。
根本さん(女性 32歳 千葉県 コメディカル)から投稿いただいた「彼の気持ち」体験談です。
根本さんには、クールで物静かなイケメンな同期がいました。
そんな彼に1年間片思いをしていましたが、周囲の人からの話を聞いて両想いであることが発覚し、めでたく付き合い始めました。
しかし、付き合い始めた瞬間に彼に極端に避けられるようになってしまったのです。
原因となるような自身の問題も思い当たらず、ただ付き合いたてで恥ずかしいのかと思ってはいても、2か月以上もその状態であるのは疑問でした。
当然、お互いの連絡先は交換しているものの、連絡やデートのお誘いも無いにも関わらず、彼が男友達と遊んでいる所を目撃したと友人から伝えられますます謎は深まるばかり。
そこで根本さんは共通の男友達に彼の気持ちを聞き出してもらうことにしました。
返ってきた彼の気持ちとは…───?
彼の気持ち体験談メモ
お名前:根本さん(仮名)
性別:女性
当時の職業:コメディカル
年齢:32歳
地域:千葉県
悩み:1年越しの片思いからやっと付き合えたのになんで私を避けるの?
当時の状況:お互い両想いであることに気付いて付き合い始めた瞬間、露骨に避けられるようになった。
そんな態度の理由がわからない。
待っていたのはラブラブな生活…ではなく避けられる日々
片思い一年で、周りの人間からの噂やアドバイスを聞いて両思いだと知り付き合い出した同期の彼。
ハイテンションな私と、クールな物静かなイケメンの彼。
私から告白して、オッケーを頂いて、ラブラブな生活が待っていると思いきや、一転してしまいます。
付き合い始めてから、極端に避けられるようになりました。
以前は女友達と接する感覚で彼にも接していたのですが、何故か誰かがいる時は私の近くに近寄らなくなりました。
私と彼の仲を知っている友達といる時もそんな態度なので友達も「なんだろうね。」と疑問に思っていました。
始めは、付き合いたてで恥ずかしいのかと思い我慢していましたが、2ヶ月ほど何もなく過ぎてしまいました。
お互いもちろん連絡先は知っていますが、向こうから連絡もなく、デートのお誘いもなしです。
金欠か、忙しいと思いきや、友達からの目撃情報で、男友達とゲームセンターにいたと言う日もありました。
何か私が悪いことをして、一緒にいたくなくなってしまったのか。
しかし自分では思い当たるところは全く無く、考えても切りがありませんでした。
友達に調査を頼んで分かる彼の思い
そこで、彼と私の共通の男友達に探りを入れてもらうように依頼しました。
あくまで、「男友達が私と彼の間を心配している」体で聞いてもらうようにお願いしました。
4日後くらいに、夜、男友達から調査の結果を聞くことが出来ました。
私「聞きづらいことをお願いしてごめんね。どうだった?」
友「う?ん、どこから話せばいいかなぁ」
私「え!?理由がいっぱいあるの?」
友「なんか近付きにくくなったって」
私「それは見てればわかるわ」
友「アイツ(彼)、相当自分に自信がないって自分で言ってて。なんでお前と両思いなのかわからないらしい。」
私「あ?そういうやつかぁ」
友「あとお前に男友達が多いのが若干ムカつくらしい」
私「は!?」
友「俺も嫉妬の対象みたいな言い方だったわ…」
男友達にはだいぶ無理して色々話してもらったみたいで、報告のときの声が疲れていました。
少しずつ近付く二人の気持ち
私には確かに友達が多いですが、圧倒的に女性からの支持率が高く、男友達は数えるくらいにしかいませんでした。
いい意味でも悪い意味でも、誰にでも優しくをモットーにしてきた私。
その優しさが彼限定ではなく、皆平等なのが気に食わなかったそうです。
報告を聞いたからには対策を講じなくてはなりません。
こちらから連絡したり、デートに誘うか…。
しかし、根本的解決にはやはり、お茶を濁すより腹を割って話そうと決めました。
休日にメールで呼び出して、彼の家の最寄り駅に集合しました。
私「お?なんか久しぶりだなぁ」
彼「うん。わざわざ来てくれてありがとう」
やはり緊張からか、少し元気はなかったです。
私「大丈夫!君の最寄り駅行ってみたかったから!」
彼「え?」
私「だってどんな雰囲気の場所に住んでるかとか、いつも使う改札は何番目だろうかとか考えるとテンションあがらん?」
彼「なんだそりゃ」
私が変わらずのハイテンションだったので、少し彼に笑顔が戻りました。
ずっと付き合っていきたいからこそ本音が聞きたい
そんなテンションでお茶を飲んでいると、彼から話を切り出しました。
彼「今日会ったのって、もしかして別れたいとかじゃないよね?」
私「別れる!?まだ恋人みたいなこと全然してないのに別れないよ」
彼「いや、話したいってメール来たからもしかしてって」
私「いやいや、付き合いだしてから全然会わなくなったからどうかしちゃったのかなって思って。」
彼「あー…なんか付き合っててもいいのか分からなくなって」
彼の口から割と本音トークがでてきました。
こんなに話したのも初めてかも知れません。
彼「お前が他の人間と仲良く話してると、俺なんかよりそいつらといたほうが楽しいんじゃないかって。」
私「そんなことないよ!あんたといるのが一番楽しいわ!」
彼「おう、嬉しい」
結局話してみたらスッキリしたみたいで、昔の調子に戻りました。
一人で考えて悶々するくらいなら聞いて相談してと約束してその日は解散しました。
後日、珍しく彼からメールがきました。
他愛もない日常会話でしたが、それでも大きな一歩ではないかなと考えています。
根本さん、貴重な体験談を投稿していただきありがとうございました。
付き合いたてのまだ気恥ずかしい関係だからこそ起きるコミュニケーション不足が原因でしたね。
自己肯定感が低く物静かな彼は、自分の気持ちを身勝手だと考えなかなか打ち明けられなかったのでしょう。
彼は根本さんと付き合えたものの、自分が根本さんに釣り合う人間ではないんじゃないかと思ったのです。
根本さんから口や態度に出して愛を伝えていくことで、今後の彼はもっと根本さんに愛を伝えていけますよ。
今回の腹を割って話す根本さんの作戦はナイスでした。
今後もなるべく腹を割ってコミュニケーションを取って信頼関係を築けていけると良いですね。
お幸せに。