不倫相手の彼の態度が急によそよそしくなったのは何故?勇気を出して彼の本音を聞き出した私の失恋話
なっちゃんさんから投稿いただいた「彼の気持ち」体験談です。
取引先との飲み会で出会った彼に女の直感が働いたなっちゃんさん。
既婚者である彼とは何かがあると感じました。
その直感通り、いけないとは思いつつ彼と不倫関係に。
しかし彼の態度が突然急変。
よそよそしくなってしまった彼の気持ちがわからず、戸惑いを感じたなっちゃんさんは彼に真意を問いただすことにしますが…
彼の気持ち体験談メモ
お名前:なっちゃんさん(仮名)
性別:女性
当時の職業:パート
年齢:38歳
地域:福岡県
悩み:不倫相手の彼のそっけない態度
当時の状況:既婚者の彼と不倫恋愛中
女の直感が働いた気になった相手は既婚者
10歳年上の彼と会ったきっかけは、10年以上前の、仕事上での繋がりでした。
取引先のそのまた取引先、ということで、10名ほどで飲んだのがきっかけです。
その時はお互い独身で、お互い何とも思っていませんでした。
たまに行われるグループ飲み会で顔を合わせた時に近況報告をするだけ。
そのうち、彼が長く付き合っていた彼女と結婚したと人づてに聞き「何だ、直接言ってくれないなんて水臭いなあ」と思ったほどです。
それからしばらくして、私のちょっとした悩み相談を彼にしたことをきっかけに、2人で飲むことになりました。
夏でしたが、素敵な店で鍋料理を頂き、その後オシャレなバーへ。
横顔、こんなに素敵だっけ?などと思いながらお酒のせいだろうと思っていました。
楽しい時間を過ごし、駅へ帰る時のことです。
彼が店に忘れ物をしたことに気づきました。
少しでも一緒にいたいと思い、彼と一緒に店へ。
その時「この人とはいつか何かあるのだろう」とふと感じたことを覚えています。
いけないとは思いつつも始めてしまった不倫関係
それから1年が経ち、グループ飲みがあり、2次会はカラオケでした。
最後に残ったのは彼と私。
あの時の感覚は既に忘れていたのですが、彼に突然キスされました。
「いつのまにこんなにかわいくなったの?」と。
結婚しているとはいえ、男女から慕われ、人気者の彼。
甘い言葉も悪い気はしませんでした。
手を引かれるままお店を出てタクシーに乗り、その日は泊まりました。
彼は明け方先に帰り、午前中に自宅に着いた後、ボーッと考えました。
酔った勢いだよな?私はあの人のこと好きだから嫌じゃなかったんだよな?既婚者なのにどうする?などなど。
一番恐れたのは、連絡が途絶えてしまったり、これからグループでの関係が悪くなってしまうことでした。
その時、彼からメールが届きました。
「無事に帰宅できましたか?先に帰ってごめんなさい。また改めて食事でもしましょう。どう思ったか心配ですが…」といったような内容でした。
ホッとしました。
私は「このような時に連絡をくださって安心しました」とそのままの気持ちを返信しました。
彼の態度が急変!?私は一時の遊び相手だった?
それから2週間後、食事をしました。
お酒も手伝ってお互い本音で話しました。
彼は私のことが気になっていた時期があったこと、私もいつからかこうなる気がしていた…などなど、これからの明るい不倫?を予感させる内容でした。
その日も泊まり、不倫独特の重苦しい気持ちはありましたが、どこかで満足していました。
彼の態度が急変したのは、ここからでした。
それまではメールの返信も早く、約束のスケジュールについてもはっきりしていたのに、何を聞いても曖昧。
仕事が忙しい、その他プライベートが…などなど、言い訳のようにしか聞こえない内容でした。
「あの日はなんだったわけ?」と思うほど態度が逆転した彼に失望し、あまりに落ち込んだ私は、本当はいけないことですが会社を休んだほどでした。
女友達に会って話を聞いてもらったら「そういう人いるよ。都合良すぎて腹が立つけど、その人なりに何かしら考えがあってのことだから、ちゃんと会って話をすべき。そうじゃないと次に進めないよ。」とアドバイスをもらいました。
勇気を出して思わせぶりな彼の気持ちを確認
そしてまた、例のグループ飲み会がまたありました。彼と顔を合わせるのは約半年ぶりです。
私とは会わない、この飲み会には来るんだ…などイライラと落ち込みの中「今日は帰りに絶対2人になって話をしよう!」と決めていました。
彼はいつもよりよそよそしくも馴れ馴れしくもあり、思わせぶりな態度により頭が混乱していました。
帰り道、彼が「僕は知人の店でもう一杯飲んでいくね」とフラッと集団を抜けたので「私も連れてってください」と合流に成功。
彼は「やっぱり来てくれると思った」などと笑っていました。
お店では、お酒が入っていることもありますが、言いたいことを言いました。
彼は静かに私の話を聞き、ポツリとこう言いました。
「ちゃんと素敵な人を見つけてください。いい人がすぐ見つかるから、僕なんてほっといて。」と。
驚きました。
しつこいとか、怒られることを想定していたのに、彼の本音はその逆でした。
「ズルズルと関係を続けるのはお互いにとって、でなく、〇〇さん(私の名前)にとって良くないことに気づきました。会って話さないとと思っていたけど、会ったらまた期待を持たせたり、僕も会いたくなると思って連絡を控えました」と。
彼の口から出てきたのはお別れの言葉
その日は、彼は普段外している結婚指輪をしていました。
そしてそれを私に見せながら「今日はちゃんと言おうと、間違いを続けてはいけないと思ってつけてきました」と。
私が泣きそうになったので、店を出ることを提案してきました。
店を出たら全て終わる気がして、出たくありませんでしたが、これで良いんだと妙に冷静な自分もいました。
終電の時間は過ぎていたので、タクシーを捕まえようとする彼の腕をつかんで言いました。
「わかりました。でも突然のことですごく寂しいです。今日だけ、泊まってください。」
ものすごく恥ずかいことを言ってるのは承知でしたが、その時はどうしても彼を繋ぎ止めておきたかったのです。
「帰りましょう」とだけ、彼は何度も言い、タクシーに私を押し込めて帰ってしまいました。
運転手さんに「何があったかわからないけど、悪いことばかりじゃないよ」となぐさめられるほど号泣してしまいました。
本音を聞けたからこそ出会えた最愛の人
それから数ヶ月、私にとって運命の出会いがあり、スピード婚の展開になりました。
その時思ったのです。
彼があの時、きっぱり関係を絶ってくれたから今があるのだと。
自分も彼も本音で話す機会があって良かったと。
話さないと何事も解決しないなと思いました。
なっちゃんさん(女性 38歳 福岡県 パート)
なっちゃんさん、貴重な体験談を投稿いただきありがとうございます。
不倫相手からの別れの言葉に隠された彼の本当の気持ちとは
どんな形の付き合いであれ、別れというものは非常に辛いものです。
特に不倫という関係は気持ちが盛り上がりやすく、別れを告げられた側の心というものは深く傷ついてしまうため、自暴自棄になってしまう方も多いもの。
禁断の恋が持つ魔性の力がそうさせてしまうのかもしれません。
彼に家庭があるということをわかったうえでの付き合いであっても、いつかは別れが来ることがわかっていても、彼から別れの言葉を聞かされてしまった時は頭が真っ白になってしまう程ショックに襲われるでしょう。
なっちゃんさんも、彼との関係に少しずつ陰りが見えており、別れが近いことを感じ取りながらも彼から直接別れの言葉を聞かされた時には、かなりの心の傷を負っています。
さぞお辛かったでしょう。
しかし、幸いなことになっちゃんさんの不倫相手の彼が別れを選んだ理由はなっちゃんさんの幸せを考えての事です。
このまま不倫関係を続けることは、なっちゃんさんの将来の幸せを壊してしまうという彼の優しさが別れを選択することになりました。
不倫をする男性の多くは、不倫相手の将来の幸せを願うよりも、一時の自分の感情、快楽を優先させる男性がほとんどです。
そのままドロ沼の不倫関係を続けてしまい、一生を棒に振ってしまう女性もたくさんいます。
不倫を持ち掛ける男性はあの手この手を使い、甘い言葉を囁き、あなたという存在を縛り付けようとします。
しかし、なっちゃんさんの彼はそういった男性とは違いました。
一時の感情に流されることなく、このままではなっちゃんさんの将来を自分がぶち壊してしまうという事に気づき、不倫関係を解消することを選択してくれました。
不幸中の幸いといいますか、中々こういった男性はいないのでなっちゃんさんは運が良かったと言えます。
そして、彼の別れの選択があったからこそ、その後なっちゃんさんは自分の幸せを掴み取ることが出来ました。
不倫という曖昧な関係を、曖昧な状態で終わらせようとしなかったからこそ、次の恋愛に向けて一歩を踏み出すことができ、最愛のパートナーを見つけることができたのだと私は思います。
どういう形の付き合い方でも、自然消滅させるのではなく、はっきりと彼の気持ちを確認するからこそ次の一歩を踏み出すことが出来るのだと私は思います。
別れの言葉を直接聞くのはショックが大きいものですが、次の幸せに向かい進んでいくためには必要なことです。
曖昧な関係を解消したいと考えているのであれば、しっかりと彼の気持ちを聞き出す勇気をもって欲しいと思います。
※似たような離婚をする気が無い男性との不倫体験談をご紹介します。
離婚をする気が無いのに不倫関係を続ける彼。別れてから理解出来た彼の気持ち
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