入社した会社の教育係の先輩に片想い。そっけない態度の彼は私をどう思ってるの?社内恋愛がうまくいった私の告白体験談

さちさん(女性 23歳 東京都 事務職)から投稿いただいた「彼の気持ち」体験談です。
就職先で教育係になった素敵な先輩。先輩への想いは次第に強くなるものの、職場の先輩・後輩という関係上、中々素直な気持ちを伝えられないまま時間だけが経過していきます。告白をしたことがない彼女から先輩への気持ちを言い出せるはずもなく、ただただ彼女は彼への想いを隠し続けていました。そんなある日、辞令で先輩が異動になることを知ったさちさん。勇気を出して告白したさちさんの想いが先輩の気持ちを動かします。

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就職先で出会った会社の先輩

女性の私から好きになったのは会社の2つ年上の先輩でした。
大学を卒業して最初に配属された支店で、私の教育係として指導をしてくださった方だったのですが、仕事が終わると毎日日報を先輩に見せて「今日の仕事で困ったことはなかった?」とコミュニケーションを取っていた分、社内の誰よりも心を開くことができ、言い辛いことも「この先輩なら少しハメを外してぶっちゃけられそう」と思っていました。

先輩からの休日のお誘い

そんな矢先に、先輩から休日に一緒に食フェスタに行こうと誘われました。
私が勤めていた商社の開催するフェスタで、取引先の方と挨拶も兼ねて、これまで社内で研修ばかりで外部の方と接する機会がないことを気にかけてくれて誘われたと思っていました。
しかし、本音としては、私は少しずつ日が経つにつれてなんでも打ち明けることができる先輩のことを「素敵な方だな。彼氏だったらもっと堂々と先輩を頼ることができるのに」と意識をするようになっていた時でした。

先輩は、そのような私の気持ちには、全く気付いていませんでした。
それもそのはず、私が全力で先輩に恋愛関係を持ち始めているている気持ちを隠していたからに他なりませんでした。

ただ…「もう少し私の気持ちに気づいてくれてもいいのに」と思うことさえありましたが、結局食フェスでは先輩と二人でうろうろと取引先に挨拶をしているだけの時間でした。
何も進展がないまま、一緒にビジネス関係のまま時間を過ごすことほど、この時の時間の流れは私にとってはもどかしく感じました。

募っていく先輩への想い

そして季節は秋となり、仕事を一通り覚え、次第に先輩の私に対する指導回数も減っていきました。
独り立ちしていかないといけないという正社員としての責任を理解しつつも、「もう少し先輩と一緒にいる時間が長く続けばいいのに」とさえ思うほど、先輩のことを意識してしまっている私でした。

同期からは、そんな私の先輩に対する気持ちや視線がバレていたようで、「一層告白したら?」ということを会うたびに言われたものでした。
これまで告白をしたことがないため、絶対に自分は告白はできない人だと思っていたので、結局気持ちを伝えることもできないまま2年目を迎えました。

突然の告白

すると3月になった時に、辞令で先輩が異動することになり他県へ転勤になりました。
その時、久しぶりに先輩から飲みに誘われました。

この時に、先輩から「ここまで無事に成長した姿を見てから転勤出来てよかったよ。本当はもっと、成長していく姿が見たかったけどね」と言われ、ふと今までに無い気持ちがこみ上げてきて、つい私の口から「それならもっとそばで見ててくださいよ!」という告白すれすれの言葉が口をつきました。

その言葉を聞いてからか先輩から「これまでは先輩後輩の関係だったけど、プライベートでも一緒にいてもらえますか?付き合ってください」と告白をされました。
私はいてもたってもいられず、すぐに「はい」と答えることとなりました。

お互いが隠してきた本当の気持ち

今まで先輩は私のことを1人の後輩として見ているだけと思っていました。
しかし、先輩の口から出てきた言葉は、「俺も立場上、後輩のことを好きになってしまうと周りからチヤホヤされたり、お前に迷惑かけてしまうと思ってずっと隠してきた」と言われました。
私も今まで先輩への気持ちを隠してきた分、隠す辛さは理解しているつもりですし、ましてや先輩が珍しく私に本音を言ってくれた瞬間、とても距離が縮んだような気持ちになりました。

今まで、本音を言ってきたのは私だったので先輩の言葉を聞くことが出来たのが新鮮で、今でも思い出すと照れくさくなります。
社内恋愛ということで、お互いが職場の方に見つからないように隠しながら過ごしてきた1年間という期間は振り返るともどかしい気持ちになりますが、最後の最後で本心を聞くことができ、また本心を聞き出すきっかけを自分が作ることができたことを心の底からよくやったと思います。

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片思いを乗り越えて

その後、転勤をした後に正式なお付き合いが始まり、支店が異なる分社内の人には見つかることなく、以前にも増して堂々と二人で出かけられるようになりました。
社内恋愛は人目を気にしてしまう分、片思いのまま終わることがあると思います。
しかし、別れの時が一番距離が近づく瞬間なのかなと思います。


さちさん投稿ありがとうございました。
無事に先輩とお付き合いすることが出来て本当によかったです。
おめでとうございます。

職場恋愛に対する男性の考え方

職場恋愛は女性でしたら誰もが憧れることだと思います。
映画やドラマでも職場恋愛での素敵なシーンはたくさんあるので、職場恋愛って何だか特別な感じがしてしまいます。
そして何よりも仕事の出来る男性はカッコ良く見えますからね。
職場恋愛に憧れを抱くのも当然かもしれません。

もちろん、男性も同じように職場という特別な環境での恋愛には憧れや特別な感情を抱いています。
その点は女性とあまり変わらないでしょう。

ただ、女性に比べると男性の方が職場恋愛に対してはかなり慎重です。
その大きな理由の一つが、男性にとって恋愛よりも仕事が優先であるということです。

残念ながら職場恋愛というものは二人だけの関係で完結はせず、会社内の周囲も少なからず巻き込んでしまうものです。
そこで男性が最も恐れるのが自身の評価が下がってしまうということです。

もし、告白が失敗すればその後の仕事で顔を合わせずらくなりますし、最悪の場合セクハラで訴えられてしまう危険性もあります。
また、上手くお付き合いに成功したとしても、その後別れる事になってしまった場合、それが原因で会社の査定が下がってしまったという話も耳にします。

妊娠・出産で会社を離れることの無い男性にとって、会社からの評価が下がることを避けるというのは、恋愛よりもずっと大切なことなのです。
会社からの評価が下がり出世コースから外されてしまった場合、その人の一生を棒に振ってしまうようなものですからね。

会社の風土によっても大きく違いが出てくる部分ではありますが、職場恋愛が推奨されていない会社の場合、職場恋愛を成就させることはかなり難しいと考えてください。

今回、先輩の異動というチャンスを見逃すことなく、先輩が告白をしようとするきっかけを与えることが出来たさちさんの勇気が実ったことを本当に嬉しく思います。

恐らくこの異動のタイミングを逃してしまったら今とは違う結果になってしまった可能性が高いと思います。
こういった環境の変化を上手く利用するというのも恋愛には大切なのかもしれませんね。

2年間という長い間、自分の気持ちを隠し続けてきたさちさんはとても忍耐強い女性だと思います。
これから先輩とお付き合いをしていく中で色々なことがあると思いますが、様々な困難もさちさんなら乗り越えることが出来るでしょう。

さちさんお幸せに。


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