No.143 病気がちだった私…大病ではないから大丈夫と考えていたけど彼はどう思っていたの?
なちさん(女性 30歳 愛知県 会社員)から投稿いただいた「彼の気持ち」体験談です。
彼と付き合い始めてしばらくしてから、なちさんはウイルス性の胃腸炎にかかってしまいました。
病気は良くなったものの、病院通いが続く日々。
彼は優しく病院への送り迎えもしてくれていました。
そんなある日、実は自分には事故の後遺症があると彼が突然告白してきました。
支えていこうと思ったなちさんに、彼が告げた言葉は……。
彼の気持ち体験談メモ
お名前:なちさん(仮名)
性別:女性
当時の職業:会社員
年齢:30歳
地域:愛知県
悩み:私が体を壊している時に、彼が自分も事故の後遺症に悩んでいると告白してきました。
当時の状況:私はウイルス性の胃腸炎で病院通いが続いており、彼も事故の後遺症に悩んでいました。
病気がちだった私…大病ではないから彼も気にしないでいてくれると思っていました
私は、20代後半の頃一人の彼とお付き合いしていました。
20代と後半と言えばそろそろ結婚など将来のことを考える時期です。
彼とは自然な形で出会い、何度かデートを重ねて、お付き合いに向かうような方向で動いていました。
そして告白を受けると、彼は何度も私に「身体は丈夫なの?」と聞いてきました。
私は体力には自信がなかったけれど、「特に病気とかじゃないよ」と答えました。
でも時々は「体調を崩すよ」と冗談交じりに答えました。
私はその時の本心をそのまま伝えました。
今思えばすこし表情を曇らせ、彼は納得しているのかしていないのかわからないまま、交際は始まりました。
胃腸炎にかかって病院通いが始まりました
ところが付き合ってしばらくして、運悪く私の体調に異変が起こりました。
ウイルス性の胃腸炎に感染して、入院の一歩手前まで行ってしまいました。
毎日点滴に病院に通う日々になります。
私は、こんなときもあるしょうがない、と思って病院に毎日通っていました。
病気は次第に良くはなってはいました。
しかしながら、予後があまりよくなく、病気自体は治っているのですが頻繁にお腹を壊す時期が続きました。
時期としては数年単位の病状で、彼にとって私の存在は病気がちの子、という印象が強くついてしまいました。
病院通いも点滴ではないですが、しばらく続くことになりました。
病気のことを彼は受け入れてくれると思っていました
私は病気くらい受け入れてくれる彼だと思っていました。
不治の病でもないし、後遺症もあるわけではありません。
大きな病気でもなく、日にち薬のような感じです。
彼は優しく病院に送り迎えしてくれたり、時には励ましてくれたり、気持ちに寄り添ってくれていました。
だからこそ私は甘えすぎていたかもしれません。
彼は病院通いしている私を見るのが嫌だったのか、病院に行くのが嫌なのか、ある時車の中で私に打ち明けてくれました。
彼は事故の後遺症が体に残っていて、いまだに腰に激痛が走るそうです。
思えば車のシートには大きめのクッションが置いてあり、少し疑問に思っていましたが、運転するのにちょうどよいのだな、とくらいにしか思っていませんでした。
ずっと隠していたけれど、今まで腰の調子が悪かった日もあるし、病院はいろいろ思い出すし苦痛ということを言われました。
彼の病気を受け入れ支えたいと思った私
私は思わぬ彼の打ち明けにびっくりして、今まで負担をかけていたことを謝りました。
そんなつもりは全くないし、単純に悪いとも思いました。
彼は少し笑顔になったけれど、その後少し暗い表情をしていました。
私は彼の後遺症について受け入れるつもりでした。
だからといって私は変わるわけでもないし、劣等感を持っているなら支えてあげたいとも思いました。
だけど彼は自分の身体が弱いことを私に伝えた後、別れることを選びました。
彼は自分の健康に対して大きく自信を失っており、さらに病気の人を支える勇気がないとのことでした。
もうそろそろ結婚もしたい、だけどお互い病気がちだと将来が明るく見えないとのことです。
彼とは価値観が合わなかった
私はそんな彼の考えにびっくりしたけれど、同意するしかできませんでした。
たまたま運悪く私も病気になったけれど、なかなか治らなかったのは事実ですし、その間ずっと不満や愚痴を口にしていたのも本当のことです。
彼の決心は固く、辛かったけれど別れを選ぶしかありませんでした。
思えば最初に身体は丈夫か聞かれたとき、「丈夫だよ!」と明るく答えられていれば少しは変わっていたのかもしれません。
ただ、元々心配性の私の性格がはっきり断言はできませんでした。
彼は自分より健康に自信があり、丈夫な女性を探しているのだと思います。
健康の問題はどうしようもないことがあるし、その時は辛かったけれど、彼の価値観に合う人がいればよいな、と今は思えます。
なちさん(女性 30歳 愛知県 会社員)
なちさん、体験談の投稿ありがとうございました。
付き合った段階から「身体は丈夫なの?」と何度も聞いてくる彼は、よっぽど自分の健康に自信がなかったのですね。
歳をとっていけば、大なり小なり病気をするのが人間です。
若くても大病をすることもありますし、インフルエンザ等は毎年かかってしまう方もいるはず。
そういった予測が出来ないものが病気です。
彼と交際を続け、結婚をして子供を授かったとします。
妊娠は喜ばしいことですが、何度も産婦人科に行ったりしますし、出産の時は入院だってしますよね。
そういった時に彼はどうするのでしょうか?
病院が嫌だからと言って、送り迎えや入院時の手伝いを積極的にしてくれない感じがします。
立ち会い出産は当然してくれないでしょう。
結婚をすると長い時間を一緒に過ごすことになります。
調子のいいときもあれば悪いときもあります。
調子が悪い時にどうお互いが接するのか、ここが一番大切な部分だと私は思っています。
彼の場合、調子が悪い時に見捨てられそうな気がしませんか?
自分は支えて欲しいけど、後遺症があるから君が調子が悪い時は支えられないけどいいかな?
そんな気持ちが見え隠れしています。
別れて正解でしょう。
彼のことは一切気にする必要はありません。
なちさんが悪いところは何一つ無いですよ☆
なちさんの新しい出会いが素敵なものになることをお祈りしています。