No.137 婚約者がいるのに私と付き合っていた彼。私はあなたにとって何だったの?
亜麻さん(女性 28歳 宮城県 接客業)から投稿いただいた「彼の気持ち」体験談です。
大学生のころ、社会人の彼と付き合うようになった亜麻さん。
東京と地方という遠距離でしたが、彼は毎週のように会いに来てくれて楽しい時間を過ごしていました。
そんな中で気になっていたことは、彼にかかってくる女の人からの電話と、薬指の指輪。
亜麻さんは思い切って彼に訊ねてみます。
彼の気持ち体験談メモ
お名前:亜麻さん(仮名)
性別:女性
当時の職業:接客業
年齢:28歳
地域:宮城県
悩み:年上の彼にかかってくる女の人からの電話と薬指の指輪が気になっています
当時の状況:年上の彼と遠距離で付き合っていました
彼の行動に違和感を感じて訪ねたら驚きの答えが
十数年前にお付き合いしていた男性がいます。
彼は特殊な職業の25歳。
私は大学2年の19歳でした。
彼との出会いから付き合うまでの馴れ初めは、私がアルバイトしていた居酒屋の常連さんだったことから顔見知りになり、他愛もない話をするようになって、お互いに好意を抱きはじめたころに彼からデートに誘われ、それから自然と恋人になりました。
彼は東京で暮らし、私は地方に住む所謂、遠距離恋愛でした。
彼は仕事の合間に私の住む地方に遊びに来て、一緒に過ごすのが定番でした。
何故なら彼の地元が私の住む地方だったからです。
彼は地元の友達と会ったり実家に帰ったりするのと並行で、私と会ってくれていました。
遠距離とは思えないほど尽くしてくれる彼に違和感が
彼は忙しいのにも関わらず、ほぼ毎週のように私に会いに来てくれていました。
私のために時間を作ってくれて、会うたびにプレゼントもくれて、食事にも連れて行ってくれるし、行きたいところにも連れて行ってくれる。
事前に一緒に泊まれるところも手配してくれていて、遠距離恋愛とは思えないほど彼は私に尽くしてくれていました。
友達の恋愛話を聞くと、悩みが山ほどあるといった印象でしたが、私と彼の間には、悩みなど一切なく、毎日会うことは出来なくても、大学生と社会人の恋愛は、こんなにも楽しくて充実したものなのかと、友達の恋愛と私の恋愛を比べて優越感を感じていました。
ですが、彼に対して、少し違和感を感じる部分がありました。
会っている時、いつも誰かから電話が来ていて、受話器から聞こえる声が、若い女性のようだということ。
お揃いで買った指輪をいつまで経ってもつけてくれず、その代わり薬指にいつも同じ指輪をつけていること。
思い切って彼に聞いてみました
私は、なんとなく嫌な予感がしていたので、ある時、思い切って聞いてみることにしました。
いつも誰から連絡がきているの、何故私とお揃いの指輪をつけてくれないのに、いつも薬指に同じ指輪をつけているの、と。
すると、驚く答えがありました。
実は、結婚を前提に付き合っている人がいる。
相手は、長年付き合ってきた中学からの同級生で、そろそろ結婚するかもしれない。
いつも連絡があるのは、彼女からで、指輪も彼女とのものだ、という答えでした。
そして、いつもわざわざ東京から地方に来ていたのは、その彼女に会うためと、私に会うためで、彼女が仕事や都合で会えないときに私と会っていたと言われました。
彼はその事実を、悪びれもせず、隠そうともせず、あっさりと答えました。
彼の言葉にただ呆然とする私
私はその時、まさかそんな答えが返ってくるとも予想していなかったし、あまりにも堂々とした彼の態度に呆気にとられて、怒ることも何か言い返すことも出来ず、頭が真っ白になって固まってしまいました。
そんな私を見て、彼は少し笑って、初めから結婚を前提に付き合っている彼女がいることを私に伝えようとしていたけど、会うたびに私があまりにも嬉しそうにするから、言い出せなかった、指輪をつけていればいつかは気づくかなと思ってわざと付けていたし、電話もわざと聞かせていたと言ってきました。
しかも、彼の彼女は、私の存在を知っていて、会うことも了承していたのです。
つまり、彼は結婚する前の最後の遊びとして、私と会ったりしていたのです。
全て嘘だったと知ったとき
全ての話を聞き終わって、私はパニックになりながら、これからどうすればいいのと彼に聞きました。
すると、それは私次第だよ、会いたければいつでも会うし、会いたくなければ会わないだけ。
どうしたいか決めていいよと言われました。
私は、それまでの彼との幸せだった日々を思い返していました。
幸せだった記憶は、衝撃的な事実によって、全て嘘だったんだと思えました。
私は、とりあえず、時間がほしいから決断できたら連絡するねと言ってその場を離れました。
離れた途端、涙が止まらず、何もかもが崩れ去るような感覚を覚えました。
しばらくして、私は彼に連絡をしました。
もう会うことはできません。
そんな風に連絡して、彼とは別れました。
今でも分からない彼の心理
彼と私の間に、恋愛感情があったのは確かだったと思います。
ですが、彼と彼の彼女は私の純粋な恋愛感情を弄んで、私を騙して楽しんでいたのかなと思うと今でも悲しくなります。
結婚前だというのに別の女性に手を出す男性の心理や気持ちも、他の女性と遊んでいるのを黙認する女性の心理や気持ちも、私には未だに分かりません。
ですが、もし私が、彼女の存在に気付かなかったり、関係を続けると言っていたら、彼は私と今まで通りの関係を続けていたのかと思うと、怖くなります。
亜麻さん(女性 28歳 宮城県 接客業)
亜麻さん、体験談の投稿ありがとうございました。
お辛い体験をされましたね。
恐らく彼は婚約者の女性と入籍をしたら亜麻さんとは会わなくなったでしょう。
後々になって理由を知った場合、もしかすると亜麻さんは混乱して不倫関係を続けてしまったかも知れません。
そうなる前に、自分から別れを告げることが出来たというのは結果的には良かったと思います。
それにしても彼はズルい男ですね。
一時の恋愛も楽しんだ上、別れるかどうするかも亜麻さん任せ。
自分から現状を話すこともせず、亜麻さんが気がつくまで放置です。
とにかく自分を守りたいという意識が強い方だと思います。
こういう男性は自分をコントロールできる女性が相手でないとすぐに感情が乱れる傾向が高いです。
彼と婚約者の女性では完全に女性の方が立場が上ですね。
亜麻さんのような男性の守ってもらうことで幸せを感じるタイプでは荷が重かったでしょう。
相性的にはかなり悪いと思いますので、別れてよかったと思います。
次の恋愛はいい恋愛にできることをお祈りしています☆