不倫相手の彼の気持ちは本気じゃなかったの?私の離婚に否定的だったのに同棲を持ち掛けてきた彼の真意が別れた後もわかりません

セプテンバーさん(女性 42歳 東京都 事務職)から投稿いただいた「彼の気持ち」体験談です。
夫がいながらも再就職先で出会った8歳年下の彼に一目惚れをしてしまったセプテンバーさん。彼もセプテンバーさんの好意に気付き二人はいつしか不倫関係に。離婚を希望していることを彼に相談しますが、彼は離婚には反対の様子。彼の気持ちがわからなくなったセプテンバーさんは割り切った気持ちで彼との不倫関係を継続することにします。数年後、遂に離婚が成立することとなった事を彼に打ち明けると、彼は一緒に住もうと告白をしてくれました。しかし、以前彼が離婚を反対していた事と、自分では彼を幸せに出来ないと考えてしまったセプテンバーさんは彼の告白を拒否してしまいます。そこから徐々に二人の気持ちに距離が出来始めてしまいました。

愛し合う二人


初めて出会った年下の彼に女の直感が反応

私は彼より8歳年上で、しかも出会った頃にはまだ私には夫がいました。
でも、初対面でピンとアンテナが立ったような感じがして、私は一瞬で恋に落ちてしまったのです。

初めて出会った場所は彼が働いている会社で、子育ても一段落ついた私はその会社に再就職したのでした。
仕事を通して話してみると彼は少し偏屈なところがあり、そんな所すらやはりひねくれた所がある私には魅力的に見えたものです。

私のそんな好意的な態度のせいか、彼もよく喋ってくれるようになり、好きな本の話から本の貸し借りをしたり、同僚の結婚式に行く前に待ち合わせてお茶を飲んだり、少しずつ距離が縮んでいきました。

急接近した私達は不倫関係に…

他にも2~3人仲の良い同僚がいて、よくグループで遊びに行っていたのですが、ある時一緒に行く予定だった同僚が急遽来られなくなりました。
「どうする?やめる?」
その同僚から連絡が来たあと、彼にそうメールすると、
「なんで?むしろ、邪魔がいなくなったって感じなんだけど」との嬉しい返信。
そのまま二人で遊びに行きました。

それからというもの、グループより彼と二人きりで会うことのほうがだんだんと増えていき、そのうち彼の部屋に遊びに行くようになって、男女の関係になっていきました。
でも、愛し合いながらもいつも本当に彼は私のことを好きなのか、確信が持てずにいました。

私への気持ちは嘘?離婚に賛成してくれない彼

その頃私は、元々あまり上手くいっていなかった夫に離婚を切り出しました。
でも夫は別れる気はさらさらないようで、離婚には応じてくれません。

その話を彼にグチると、「離婚してどうするの?子供達はどうなるの?」と、むしろ離婚を思い止まらせようとするようなことを言います。
彼が私を好きなら離婚を喜んで応援してくれると思っていた私は、ショックを受けました。

「キミの収入でやっていけるの?もう一度よく考えたほうがいいよ」とたたみかける彼は、離婚した私との未来は考えていないようです。
もしかしたら、私を本命の彼女ができるまでの繋ぎと見なしているのかも知れません。

「子供も引き取る。どんなことをしたって、自分の力で生きていく」
意地になりながら、そう強がるのが精一杯でした。

でも、冷静に考えるとまだ若い彼がコブつきバツイチのオバサンに将来を縛られるなんて、そこに恋愛感情があったとしてもずいぶん気の毒な話です。
それからというもの、私達は気の合うもの同士で仲良くしているだけ、彼が他の恋をみつけたら祝福して送り出そうと考えるようになりました。

一緒に住もうと言ってくれたけど本当に私でいいの?

その後も割り切った気持ちのまま、私たちの関係は5年ほど続きました。
そんな中でも私は夫との生活を終わらせたく、ずっと離婚を希望し続けていたところ、夫も離婚を承諾してくれるようになっていました。
その話を彼にすると、「じゃあ、うちに来る?一緒に住もうよ」と言い出すのです。

「えっ!?」

今度は私のほうがビックリです。
5年の歳月で、彼のほうが私から離れられないようになっていったようです。
でも、私の心にはやはり5年前のショックと、彼の未来の幸せについて考えたことが燻っていたのでした。

「一緒になんて住めないよ。私はあなたより8歳も年上だし、バツイチだし、あなたの子どもを産んであげることもできない。私と別れて、早く本当の彼女を作ったほうがいいよ」

そう言っても、彼はなかなか納得してくれず、傷ついたような顔で黙り込んでしまいました。
一度そうなると、そのあと会ってもなんとなく気まずい雰囲気が漂い、だんだん会う回数が減っていって、そのまま私たちは別れてしまいました。

別れる前から婚活サイトに登録していた彼はどんな気持ちだったの?

1年後、風の便りで彼が婚活サイトで知り合った女性と結婚したという話を聞きました。
なんと私と別れる前から、婚活サイトに登録していたようです。
それを聞いて、彼は本当に私のことが好きだったのか、本当に私と暮らしたいと思っていたのか、よくわからなくなってしまいました。

結局付き合っている間も終わってからも、私には彼の心が読み取れずにきてしまったようです。
いつかもっと歳をとって悲しみが完全に風化したとき、「あのとき、どんな気持ちだったの?」と彼に会って聞いてみたいものです。

セプテンバーさん(女性 42歳 東京都 事務職)


セプテンバーさん、体験談を投稿いただきありがとうございます。

タイミングを逃してしまうと成就しない恋がある

恋愛においてタイミングは非常に重要です。
お互いの気持ちが通じ合っていたとしても、告白のタイミングを誤ってしまうと上手くいくはずだった二人の仲が急速に冷めていってしまうということもよくあります。

今回セプテンバーさんの恋が実らなかった理由も正にタイミングを逃してしまったことが原因だと言えるでしょう。
5年前に彼の気持ちを確かめた段階では、彼の気持ちはセプテンバーさんとこれから先の未来を歩む決心がついていない状態だったので、離婚をすることに対しても慎重になるべきと彼なりのアドバイスを送っていました。

まだ年齢的にも結婚というものを真剣に考える時期ではなかったという点や、離婚できるかどうかもわからない状態であったので、セプテンバーさんとの未来を現実的に考えるのも難しかったのでしょう。
しかも、その状況での二人の関係が夫にバレてしまうと、慰謝料の請求をされかねませんから彼が慎重になるのも頷けます。

しかし、時が経てば人の心は変わります。
一緒にいる時間が増えれば増えるほど情も沸いてくるものです。

だからこそ彼は一緒に住もうとセプテンバーさんに提案をしました。
提案という表現を使用しましたが、この提案は彼にとってはプロポーズに近い告白だったのでしょう。
もし、余計な感情に捕らわれずに彼の告白を受けていたのであれば、セプテンバーさんと彼の恋は成就していたと思います。

ですが、セプテンバーさんは過去の彼の言葉と、彼の将来というものを考えてしまい彼の告白を拒否してしまいました。
重要なタイミングを逃してしまったと言わざるを得ません。

彼の事を真剣に考えたからこそセプテンバーさんは彼の告白を受け入れませんでしたが、恋愛では自分の感情に素直に従う方が上手くいくことが多いもの。
意地を張らずに彼の気持ちを受け入れる事が出来ればなと、体験談を読んでいて歯がゆい気持ちになりました。

年齢的に考えて、彼も結婚を真剣に考えていたからこそ、セプテンバーさんとの未来を諦め婚活サイトに登録をしていたのでしょう。
交際が続いている段階で、もっと二人が真剣にお互いの気持ちを打ち明け合っていれば、まだ関係の改善が図れたとは思います。

例え曖昧な関係だとしても、お互いの気持ちをしっかりと確認し合う場を設けることは重要です。
自分一人で悩むのではなく、パートナーの気持ちがわからない部分があればしっかりとお互いの気持ちを打ち明け合って欲しいと思います。

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セプテンバーさん、貴重な体験談をありがとうございました。


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