No.148 元カノに似ている私を好きだという彼。彼は私のことを本当に好きなの?
まゆささん(女性 40歳 東京都 無職)から投稿いただいた「彼の気持ち」体験談です。
職場で出会った彼と付き合い始めたまゆささん。
彼が忘れられないでいる元カノに似ていると言われたことが、気になり始めます。
彼に訪ねてみたところ、元カノとまだ連絡は取り続けているとのこと。
元カノにもう気持ちはないが嫌いではない、一度好きになった人のことは嫌いになれないと言う彼。
彼は自分のことを本当に好きなのか、まゆささんは分からなくなってきました。
彼の気持ち体験談メモ
お名前:まゆささん(仮名)
性別:女性
当時の職業:無職
年齢:40歳
地域:東京都
悩み:元カノにもう気持ちはないが嫌いにはなれないという彼。元カノに似ているとも言われ、彼の気持ちが分かりません。
当時の状況:遠くにいる彼とはたまに会う関係。彼は元カノとは今でも連絡を取り合っていました。
元カノに似ていると言われた上に元カノのことは嫌いにはなれないと言う彼。私を本当に好きなのか分からなくなりました
アパレル店員をし始めた職場内で出会った彼がいました。
出会ったのは私が30歳。
彼は24歳の頃でした。
私は契約社員として入社し、彼は正社員でした。
その会社の正社員は同じ店舗に長い期間配属されることがなく、彼と同じ店舗で勤務していたのは3、4か月ほどでした。
彼がアピールをしてくるも自分にその気はありませんでした
そのお店は新店舗であったため、正社員である店長、サブ以外は同時入社だったたのですが、とても人間関係が良好でよく仕事以外の話もできるような職場でした。
入社して1週間ほど経った頃、スタッフ間の緊張も和らぎ恋バナをするようになっていたのですが、「好きなタイプは?」という会話になり、それぞれが芸能人の名前をあげたり優しい人などと特徴をあげたりする最中、彼はいきなり私の名前をあげたのです。
びっくりはしましたが、上司で先輩である彼ですが、年齢的にも弟のように感じていたので冗談だと受け止め、ノリツッコミをするような返しでその場は終わりました。
ですが、彼の気持ちをはっきりと知る3、4か月ほどの間、幾度とそんなような会話をされました。
たまに「ん?私たち付き合ってなんてないよね?」と聞き返したくなるようなこともありました。
転勤してからもアピールを続けてきた彼
最初は、冗談だと思っていた彼の会話も本気なんだろうなぁと思い始め、彼への想いがなかった私はやんわりと断っている気持ちでいました。
ですが、その後すぐに彼へ他の店舗への異動が命じられ、告白されました。
「俺の気持ちは、わかってくれていると思うけど、将来のことはちゃんと考えているから一緒に住もう!」
「俺は、今すぐにでも結婚してもいいと思っているよ。」と言われました。
その場で、その気持ちはないことを伝えていましたが、彼は転勤してしまってからもアピールをし続けてきました。
電話やお店に遊びに来たりと移動してからも顔を合わすことが多く、私の気持ちも変わり、離れてから1年近く経った頃から付き合いをはじめました。
忘れられない元カノに似ていると言われたことが気になりだしました
離れているため、さほど会わない関係性が続いていたのですが、ふと気になることがありました。
それは、彼が付き合う随分前に、私が忘れられない元彼女と似ているといっていたこと。
連絡する関係は続いているということ。
その話を聞いた時には彼への気持ちもなく、私への気持ちに気付き始めた頃。
なんとなく覚えていたそのことが気になり始め、なんとなしに元カノの話をしてみると連絡を取り合う関係はまだ続いていると……。
「気持ちはないけど、嫌いな人ではない。一番好きなのは〇〇(私)だ。」というんです。
元カノを嫌いになれないと言う彼の気持ちが理解できず
嫌いな人ではないということは、揉めたような別れ方ではないのならわからないこともありません。
ですが、似ている私に惹かれたという彼の気持ちがなんなのかと……。
納得がいかず、さらに問いただすと「俺は、一度好きになった人のことはどんな別れ方をした人でも嫌いにはなれない。」
「〇〇(私)と別れなければならない時が来ても、俺は嫌いにはなれない。」というんです。
なんだか私には理解ができず、本当に私のことが好きなのか?
元カノが忘れられなかったけど、復縁は無理だから似ている私に気持ちが生まれたのか?
理解し難く煮え切らない気持ちになり、私は別れを告げました。
男女では恋の仕方が違うのだと聞いて納得
結果、10年近く経った今でもその気持ちを全て理解するには至りませんがが、とあるテレビ番組で心理学の先生が男女の恋の仕方は違うのだとおっしゃっていました。
その違いをの真っ白いノートに例え、述べていました。
その内容は、男性はページを変え記入するように恋をし、女性は恋をした人を消してから新たに好きになった人を記入すると、恋の仕方を例えていました。
その例えを聞き、やっと彼の気持ちが少しは理解できたように思えました。
まゆささん(女性 40歳 東京都 無職)
まゆささん、貴重な体験談を投稿していただきありがとうございました。
男の恋は上書き保存、女の恋は新規保存という言い方もありますね。
スピードワゴンの小澤さんが、男の恋愛はライター、女の恋愛はマッチという表現をしていたような記憶もあります。
これは、男の恋はいつでもまた再燃するというもので、女の恋は一度限りというものなのでしょう。
確かにそういう表現は当てはまることも多いですが、これは人によりけりではないでしょうか?
女性であっても、何度も同じ男性と付き合ったり離れたりということを繰り返す人も沢山いらっしゃいますしね。
ただ、男性の方がそういった傾向が強いのは確かです。
恐らく、まゆささんがお付き合いをされていた彼も、元カノとは何かきっかけがあれば再び恋に落ちる可能性は非常に高いと思います。
綺麗な恋愛をしたい方にしたら理解しずらい感情かもしれませんね。
この感情を煮え切らないと考えるかどうかで、相手との関係を継続できるかどうかが変わってくるはず。
まゆささんのような方は、こういう思考の男性と交際をしていても常に胸にモヤモヤが残ると思うので別れて正解だと思います。
ただ、自分がこれに似たような感情を持つことがあるということは頭の片隅においておきましょう。
こういった感情は人間ですから持ってしまっても仕方がないものだと思います。
ですが、この感情を今現在お付き合いされている方にストレートに話すというのはデリカシーが無い人間だと思います。
自分を全て曝け出すという行為は一見誠実に見えますが、相手を傷つけてしまう原因にもなる諸刃の剣。
胸に秘めておくべき想いもあるということを覚えておいて欲しいですね。