No.155 両想いなのに二人きりでも手を出してこなかった彼……どうしてなの?
みうさん(女性 30歳 宮崎県 事務員)から投稿いただいた「彼の気持ち」体験談です。
みうさんは職場の男性を好きになってしまいました。
その男性を意識するうち、相手もみうさんに好意を持っていることを感じるようになりました。
しかし、その時はみうさんにも彼にも付き合っているパートナーがいたのです。
飲み会で終電を逃して二人きりで漫画喫茶の個室に泊まった夜、彼はみうさんを抱きしめてきましたが、それ以上のことはありませんでした。
私のことを好きなんじゃないの?とみうさんは悩みます。
彼の気持ち体験談メモ
お名前:みうさん(仮名)
性別:女性
当時の職業:事務職
年齢:33歳
地域:神奈川県
悩み:お互い好意があると分かっているのに行動を起こさない彼にやきもき
当時の状況:お互いに恋人がいるが同僚を好きになってしまった
彼の好意を感じるのに二人きりになっても手を出してこなかった彼
実は彼にも私にも付き合っているパートナーがそれぞれいました。
でも、それぞれが今のパートナーとはなんとなく長くは続かないだろうという予感がしていました。
同じ職場で、仕事ができる彼を私はいつの間にか好きになっていました。
私が当時付き合っていた彼とは遠距離恋愛で、なかなか会える時間も月イチくらいでさみしさをなんとなく抱えていたのだと思います。
勤めていた職場はわりと和気あいあいとしていて、部署内のみんなも仲が良く、よくバーベキューや旅行にも行っていました。
私が好きになった彼はみんなで遊びに行くことが好きな人で、でも言い出すけど自分で幹事はしないので、私がその話を聞いてまとめる幹事役もしていました。
そんなことをしているうちに、彼の彼女に対する愚痴や困ったことなど、彼のプライベートのことも彼から直接よく聞くようになっていきました。
彼のことをだんだん好きになっていく私
それで、きっと彼の好きなタイプはこんな感じの女なんだなあ……と分かってきて、結構自分との共通点もあったのでこれはそこを強調していけば彼は私のこと好きになってくれるかな?と思いました。
少しずつ実行してみたところ、だんだん彼が私を見る目が優しくなってきて、その愛しい目を見ているとあまりにもキュンキュンしてしまってどんどん彼のことが好きになり、現在自分が付き合っている彼とのことも考えるようになりました。
そんなある日、彼を含めた同僚たちと飲みに行く機会があり、最後に行った2件目のお店で残り人数が彼と私を含めた3人だけになりました。
あとの一人は女の子で、そこから歩いて帰れる範囲内に自宅があり、かなり酔っていたので彼と私で彼女の自宅まで送りました。
その時点で、実は終電を逃していたのですがあえてそのことは言わずに彼女を送りました。
そのあと、「終電なくなっちゃった……。どうする?」となりました。
終電を逃して漫画喫茶の個室に
そのままお互いタクシーで帰れば良かったのですが、翌日は仕事が休みだったこともあり、よく彼も私も利用している完全個室の漫画喫茶が歩いて行ける範囲にあったので、そこに行くことにしました。
取った個室はフルフラットのペアシートで、もうそこに行くということはどうなってもいいやと内心わたしは覚悟していました。
なんとなく気まずい雰囲気で部屋に入り、フルフラットのシートに寝転んだところでおもむろに彼が「先に寝る~!」と毛布をかぶって寝だしました。
わたしはまあいいか、と思ってしばらくそこにパソコンがあったので仕事をしていて、ある程度時間が経ってから自分も寝ることにしました。
なんで先に寝るかな……わたしのこと好きそうに見えたのに、なにもしないのってやっぱりそんなに好きじゃないのかな、と少し落ち込みました。
でも、私が電気を消してから毛布にくるまって寝るしたくをしていると、彼がいきなりかなり強く抱きしめてきました。
強く抱きしめてくれた彼……でもそれ以上には進みませんでした
「わあ、これは来たかな?!」と思い、嬉しくて、でもどうしよう……、と内心バクバクしていると、彼は私をギュッとしたりなでなですることはしてくれても決してその先には進みませんでした。
結局それっきりでその夜は終わってしまい、いったい彼は何を考えているのかわからなくなってしまいました。
でも、それから彼も私もお互いのパートナーと別れることになりました。
理由はそれぞれにありましたが、私の場合はもう今の彼と将来が見いだせなくなってしまっていて、煮え切らない態度の彼にも嫌気がさし、もうこれ以上付き合うのは彼にも私にも良くないと思ったからです。
なんとなくそんな私の気持ちを彼なりに察していたようで、話し合いをして、思ったより彼とは円満に別れることができました。
お互いにフリーになって気持ちを確かめました
そして漫画喫茶で抱き合ってから少し経ったある日、私は自分が好きだったその彼と仕事あがりにお茶する機会があったので、思い切って少しフランクに「実は彼と別れたんだ。」と言いました。
実はうわさで彼の方も彼女と別れたらしいと聞いていたからです。
そうしたら彼は少し驚いたような感じで、「そうか。実は俺も彼女と別れたんだ……」と言い出し、それから二人で飲みに行き、だいぶいい感じに出来上がってから彼の家に行くことになりました。
道中、タクシーで彼にずっとくっついていたら彼の心臓のバクバクという音が聞こえてきました。
そして彼の家について、玄関で少し私は固まってとまどっていましたが、彼が明るく愛しそうに「何してんの(笑)」と言ってくれたので、なんとなく楽しい気持ちになってお部屋にお邪魔しました。
初めはベッドでずっとギュッとしているだけでずっとドキドキしていましたが、それから彼がいきなり上になってキスをしてきて、そこからすごく恥ずかしかったですがお互いタガを外しました。
そうしたら、彼が「愛してる……」と言いながらいろいろしてくれて、あとで聞いたらすごく好きだったけどやはり彼氏がいる人に手は出せない、と思っていたらしく、お互いが別れたこのタイミングならもう大丈夫か……!と思ってそこに及んだらしいです。
今ならわかるあの時の彼の気持ち
おかげでいまは彼と付き合うことになり、とても楽しい毎日です。
彼の気持ちがわからなかったときは、彼も彼なりにすごく悩んでいたから「好き」とかエッチなことができなかったんだと理解が出来ました。
きちんとお互いパートナーと別れてから、付き合えて本当によかったです。
みうさん(女性 33歳 神奈川県 事務職)
みうさん、貴重な体験談を投稿していただきありがとうございました。
何だか初な学生さんの恋話みたいで読んでてキュンキュンしてしまいました(笑)
くっつきそうでくっつかない二人って見ていて楽しいものですね♪
彼のきもちはみうさんはもう知っているようですが、やっぱり男性も好きだからこそ手を出せないっていうのあるんですよね。
実際は手が早い人の方が得をすることが多いですが、男性側も誠実な紳士でいる方が男らしくてカッコいいという植え付けられた思考があるもの。
これが邪魔をしてこっちが手を出してほしいタイミングでもグっと我慢していい人を演じてしまう男性は多いんです。
恋愛経験が未熟な場合は特にこのパターンは多いでしょうね。
ここで男らしくない…なんて彼をきっぱり切ってしまう女性も多いです。
みうさんもそのタイプでしたが、最終的にはうまくいったようで安心しました♪
隙きを作る女性も緊張しますし、それに手を出す勇気も男性には必要…。
付き合ってもいない、更にお互いに交際相手がいる段階で手を出してしまい「そんなつもりじゃなかった…」なんて言われてしまったら彼の心は立ち直れません。
まだ別れてもいないのに手を出すなんてサイテーという女性も多いですからね。
男性も色々と考えてジレンマに悩んでいるものなんです。
恋って難しいですね。