ホワイトデーのお返しをくれなかった彼氏。私はその程度の女ってこと?
メメさん(女性 27歳 神奈川県 自営業)から投稿いただいた「彼の気持ち」体験談です。
イベント事を大切にしているメメさんは、バレンタインデーに彼にお菓子をプレゼント。
ホワイトデーには当然何かしらのお返しが彼からあるのだろうと思っていましたが、彼からのお返しは特に何も無し…
忘れていたのかな?と不安を払拭しようとしていたメメさんですが、思い切って彼の気持ちを聞くことにしました。
彼の気持ち体験談メモ
お名前:メメさん(仮名)
性別:女性
当時の職業:自営業
年齢:27歳
地域:神奈川県
悩み:ホワイトデーのお返しをしてくれなかった彼の気持ちがわからない
当時の状況:彼と交際中
ホワイトデーのお返しが無かった彼。どうして?
私は昔からイベント事に敏感で、家族みんなでその季節のイベントを楽しむような過程で育ちました。
季節のイベントはもちろん、誕生日や記念日などもその1つです。
なので去年、現在も付き合っている彼との初めてのバレンタインデーにも腕によりをかけたお菓子を作ってプレゼントしました。
彼もその時はとても喜んでくれて私も嬉しかったのですが、翌月のホワイトデーには何のお返しもなし・・・。
今まで付き合ってきた人たちは何かしらお返しをしてくれたので、かなりビックリすると共に、私のことなんてどうでも良いのかとショックを受けました。
欲張りな女だと思われたくなくて聞けない彼の気持ち
何倍返しにしてほしいですとか、豪華で高価なものが欲しいですとか、そういったことを思っていたわけではなく、数百円のものでも何でもよくて。
「お返し」という形の何かが言葉を含めて何も無かったということが、とても衝撃的だったのです。
ですが、それを彼に言ってしまうと催促をしているように思われるのも怖くて。
傲慢だと思われて嫌われてしまいそうで、その時には言い出せずにいました。
普段はとても優しい彼で、食事に行っても奢ってくれたり誕生日にはプレゼントをくれたりということはあったので、ただ単に忙しくて忘れてしまったのかと思って心に秘めておくことにしたのです。
ですがそのモヤモヤは1年経っても残っていました。
勇気を出して彼に気持ちの確認
今年のバレンタインデーの時に、お菓子作りのために材料を選んでいた際、突然そのことを思い出して選ぶ手が止まりました。
もしも自分の独りよがりだったとしたら悲しく空しいし、もしかしたら彼にとってプレッシャーになってしまっているかもしれないと考えたのです。
彼にとって押し付けがましい女だと思われるのも嫌で、今年はあげる前にちゃんと気持ちを聞こうと思い、彼に連絡しました。
引かれてしまう覚悟で勇気を出して聞いたところ、私にとってはかなり驚きの事実と彼の気持ちが分かったのです。
原因は彼が育ってきた環境
彼は元々私も知っていましたが父子家庭で、兄弟も弟さんのみ。
お父さんの方の兄弟も男性で、まさに「男の一族」で育った家庭でした。
私も想像がそこまで及びませんでしたが、男性のみの家庭だと誰も家族内でバレンタインデーにチョコレートを作ってあげる習慣が無かったのです。
むしろ、あるわけなかったんですよね・・・。
対して私の家庭は兄も父も母もいて、バレンタインデーには母と2人で作って父と兄にあげるのが小さい頃から当たり前でした。
そんな経験の無い彼にとっては、バレンタインデーはおろかホワイトデーにお返しする文化がピンと来なくても当たり前です。
男ばかりの環境で育ってきた彼
それでも、比較的イケメンなルックスの彼。性格も優しくて女の子にモテないということは無いと思います。
それを聞いたところ、私もすっかり忘れてしまっていたのですが彼は中学高校と男子校。
思春期の間には学校内ではバレンタインデーという風習自体が無かったというのです。
確かに、バレンタインデーとホワイトデーは他のイベントと比べて直接的に男女の双方がいてこそ成り立つイベントです。
男女混合の家族、男女共学の学校。
そんな私と比べると今まで育ってきた環境が違いすぎて、イベントに対する取り組み方や積極性が違うのも当然だったんですよね。
なので、バレンタインデーにまともにチョコレートをもらったことが無い彼としては、ホワイトデーはせいぜい「お礼を言えば良い」くらいの感覚だったということです。
彼の本音を聞き出すことが出来てスッキリ
彼の本当の気持ちを聞けて、1年間モヤモヤしていたのがとてもすっきりしたと共に、自分が彼にとって軽視されていないと分かって安心できました。
彼は「世間的にそういう風潮だったとは思わなかった。不安にさせてごめん」と言ってくれました。
そして私もプレッシャーに感じさせてしまっていたらごめんと謝った上で、お菓子を渡すことができました。
今年のホワイトデーは、去年より楽しくすごせそうで今から少しワクワクしています。
メメさん(女性 27歳 神奈川県 自営業)
メメさん、貴重な体験談を投稿していただきありがとうございました。
ホワイトデーのお返しを忘れていた彼の気持ちとは
誰かと付きあうという事は他の文化と触れ合うということだと誰かが言っていました。
育ってきた環境が違うわけですから、考え方や感じ方も全然違います。
メメさんの彼がホワイトデーのお返しを忘れた原因も彼が育ってきた環境が原因によるものでした。
育ってきた環境で、家族が記念日をあまり重視しない家庭は一定数存在します。
ちなみに私の家庭も記念日はあまり気にしておらず、楽しむのは誕生日やクリスマス、お正月くらいのものでした(笑)
そういう家庭で育ってきた人は、記念日に何かをプレゼントしたりサプライズをしたりという発想が浮かびません。
男だらけの環境で育ってきた彼ですから、バレンタインやホワイトデーのというイベントは関わりの無い、あまり意識をしていないイベントだったのでしょう。
恐らく、バレンタインでお菓子を貰ったときには彼の中でもホワイトデーでお返しという意識はあったと思いますが、今まで関わってこなかったイベントだったので、すっかり頭の中から抜け落ちてしまったという可能性が高いと思います。
ですが、一度こういう失敗をすれば殆どの男性はしっかり学びますから、今後彼がホワイトデーのお返しをしてくれないという事はないでしょう。
イベント事や記念日は彼にとってはプレッシャー
殆どの女性が付き合っている彼とのイベント事を楽しみにしていると思います。
特に付き合いたての頃なんかは1ヶ月記念日とか、凄い人だと一週間記念日だとかをカップルで楽しむ人もいるでしょう。
しかし、殆どの男性にとって記念日ってプレッシャーなんです。
女性にって記念日は特別な日ですから、素敵な一日を過ごして素敵な思い出を一緒に作りたいと思いますよね。
ですが、それを演出する男性にとって次は何をすればあなたが喜んでくれるのかを考える手間暇がかかります。
更に、何処かへ出かけたり、夕食をいつもと違う場所で食べたりするとかかるお金だったバカになりません。
お金なんてかけなくていい、ただ一緒にいてくれればそれでいいの…という心の優しい方もいるでしょうが、本当にただ単に部屋で一緒にゴロゴロされたら…怒りたくなりますよね?
その段階で既に特別な何かを彼に求めてしまっているわけです。
記念日というものは初めは楽しいものですが、交際が長く続くと彼へのプレッシャーとなるものだということは頭の片隅に入れておいて下さい。
年に数回の記念日を楽しむ程度あれば問題ありませんが、1月に一度というペースで記念日を作っているのであれば、あなたの行為は彼の重荷になってしまっている可能性が高いので注意が必要です。
もちろん、記念日を大切にしたいというタイプの男性もいるので、記念日を大切にしている人はそういう男性と巡り会えると幸せになれるでしょう。
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