自分の意見を全く言ってくれない彼の考えていることがわからない…

じゅんぽんさん(女性 35歳 東京都 事務)から投稿いただいた「彼の気持ち」体験談です。

友達の紹介で素敵な彼と交際を始めたじゅんぽんさん。

交際はとても順調でしたが、彼は自分の意見を全く言わず、全てじゅんぽんさんにあわせて来るような態度をとります。

素敵な彼でしたが、自分の意見を言ってくれないことに、じゅんぽんさんは不安を感じるようになっていきます。

彼の気持ち体験談メモ

お名前:じゅんぽんさん(仮名)
性別:女性
当時の職業:事務
年齢:35歳
地域:東京都
悩み:とても素敵な彼だけど自分の意見を全然言ってくれない
当時の状況:イケメンで優しい彼と交際中


友だちの紹介で出会った彼に感じた違和感

友だちの紹介で出会った彼は、イケメンでスラッと背が高くて性格もよく、どうして彼女がいないのだろう?と不思議に思うくらいの人でした。

彼なら友だちに紹介してもらうのを待つまでもなく、いくらでも自力で女性とつき合うことができるでしょうに。

そう思いながらも、ひと目で彼を気に入った私は、紹介してくれた友だちに心から感謝したものです。

自分の意見を一切言わない彼に対して感じた不安感

彼はとても優しく、私が少しわがままを言っても、「きみの自分に正直なところがいいよね」とすべてを受け入れてくれます。

そのたびに幸せを感じていたのですが、それと同時にこれでいいのかな?と思ってしまうこともありました。

というのも、いくらなんでも受け入れすぎでは?というくらい彼は自己主張をしないので、本当のところはどう思っているのだろうと、つい勘ぐってしまうのです。

私は、恋人同士なら多少ぶつかり合うことができても本心をさらけだしてつき合っていくものだと思っていたので、なんでも私に調子を合わせようとする彼に、「これはどう思う?」とか、「どっちが好き?」というようになるべく彼の意見を引き出そうとしました。

でも、「きみと同じがいい」「きみの好きなほうで」などと言って絶対に私の意見を優先させようとするのです。

そんなやりとりを続けていると、このままで大丈夫なのかな、と漠然と不安になることもありました。

自分の意見を全然言わない彼の気持ちがわからない

意見を言わない彼からデートのお誘い

そんな感じで付き合っていた私たちでしたが、ある日、「今度、クルージングパーティがあるんだけど、一緒に行かない?」と彼のほうからお誘いがありました。

デートの行き先もいつも私が決めていたので新鮮に感じ、「ステキね。行く行く!」とすぐにOKしました。

なんでもボートを持っている友だちがいて、学生時代から時々船上パーティを開いているのだそうです。

会費を徴収するらしいのですが、「僕が誘ったから、きみの分も払うよ」と彼が言うのです。

でも、「参加するんだから自分の分くらい払わせて」と頼み、きちんと自分で払うことにしました。

ボートでのパーティなんて初めてだったので、とても楽しみでした。

なにより、彼から誘ってくれたこと、そして学生時代からの仲間に私を紹介してくれることが嬉しかったのでした。

急な体調不良でデートをドタキャン

ところが、その日になって私は高熱を出し、ドタキャンすることになりました。

少しの熱なら多少の無理はきくのですが、子どものころからよく扁桃腺が腫れることがあり、そうなると40度近い熱が出るのです。

なにもこの日に腫れなくても、と自分の扁桃腺を呪いたくなりました。

当日の朝、彼にラインでそのことを告げると、「わかった。気にしなくていいよ」と返信がきました。

ちゃんと後日会費を払うから、と伝えると、「それは大丈夫」とのことでしたが、料理も人数分用意しているらしいし、そこはきちんと払わせてほしいと再度お願いをしました。

彼は、「なんか他人行儀だね。じゃあ、今度連絡する」

そんな返信を見て、なんとなく引っ掛かりはしたものの、私は安心して眠りに落ちたのでした。

音信不通になり二人の関係は自然消滅

すっかり体が快復してから、彼に、「この前は本当にごめんね」とラインをしましたが、既読になってもすぐに反応はありませんでした。

忙しいのかな、としばらく経ってから、「パーティはどうだった?」そう送信すると、「うん、普通。それより最近ちょっと仕事が立て込んでいて、しばらく連絡できないかも。ごめんね」と返ってきました。

「わかった。どのくらい?」

「まだよくわからない。時間ができたら連絡するから」

それ以来、彼からの連絡はプッツリ途絶えました。

やはりパーティをドタキャンしたことを怒っているんだろうな、と思いましたが、それならそのとき言えばいいのに、とモヤモヤした気持ちでした。

でも、普段から自分の意見を言わないところですでにモヤモヤしていたので、このまま終わったとしても、ホッとしている自分もいたのです。

今度はちゃんと自分の思ったことを言い合える彼氏を作ろう、と心に決めました。

彼を紹介してくれた友達から聞かされた衝撃の真実

しばらく経って、彼を紹介してくれた友達から連絡がありました。

「ねえ、アイツからなんかへんな会合に誘われなかった?」

「ううん、別に……。あっ、もしかして船上パーティかな?」

「そう、それ!行ったの?」

私が当日に熱を出して行っていないと言うと、友だちはホッとして、彼がカルト的な新興宗教の信者で、学生時代から仲間と勧誘しまくっているということ、ボートという閉鎖された空間で洗脳のようなことをしているらしい、というようなことを話してくれました。

「ごめんな。オレも最近知ったの。なんか恋愛商法みたいに、女性をターゲットにしているらしいから、ヤバいって思って」

それを聞いてとてもショックでしたが、そうか、彼は本心をさらけだして私と恋人同士になるつもりなんてさらさらなかったのだな、と妙に納得できました。

私を勧誘することをやめたのは、ドタキャンしたことで私が何か勘付いたとでも思ったのでしょうか。

あの日、自分の扁桃腺を呪ったものですが、今ではよくぞ腫れてくれた!と感謝したい気持ちでいっぱいです。

じゅんぽんさん(女性 35歳 東京都 事務)


じゅんぽんさん、貴重な体験談を投稿していただきありがとうございました。

自分の意見を言ってくれない彼の気持ち

友達の紹介された背の高いイケメンの男性と交際を始めたじゅんぽんさん。

じゅんぽんさんの我儘も全て受け入れてくれる完璧な彼でしたが、自分の意見を全く言わないので、じゅんぽんさんは彼に対して何だか不安感を感じるようになります。

そんな彼が、ある日クルージングのデートに誘ってくれたので、喜んで参加の返事をしたじゅんぽんさんでしたが、当日に急な体調不良のためドタキャンをしてしまいます。

その後彼からの連絡は無くなり、関係は自然消滅してしまったのですが、彼の友人から彼がカルト宗教の勧誘役を行っていたことを聞かされ、彼が本心を明かさない理由を知ることが出来ました。

女性が男性を誘うデート商法はよく聞きますが、男性が女性を騙す場合もあるのですね。

読んでいて少しゾっとしました…。

クルージングのデートに行くことが出来なくなって本当に良かったですね。

彼のような恋愛を使った詐欺を働く男性を見抜くことって本当に難しいんですよね。

誰だって好きな人は疑いたくないじゃないですか。

背が高くてイケメンで優しい男性からアプローチされたら誰だって嬉しいですし、私もコロっと落とされてしまうかもしれません(笑)

そういう人は全員疑って下さい!なんて言ってしまったら恋愛なんてこの世から無くなってしまうでしょう。

じゅんぽんさんの彼の場合はかなり特殊ですから一般の人にはあまり参考にならないかもしれませんが、あなたもいつこのような危険な目にあるかわかりません。

こういう人もいるんだなと頭の片隅に入れておいて欲しいと思います。

失恋

恋の終わり

詐欺師では無い、一般の男性にも口数が少なく、自分の意見をあまり言わない人って沢山います。

最初は自分の好きなことを許してくれる優しい人という気持ちでいられるのですが、それが続くと段々と自分の意見もはっきり言えない頼りない男に見えてきてイライラしてしまっている女性も沢山いるでしょう。

自分の意見をハッキリと言わない男性は「相手のことを考えすぎて、自分の思いを言うことができない」という人が多いんです。

自分の意見を言ったことで相手に嫌われることを恐れてしまっているんですよね。

特に、恋愛経験が少ない男性はこのタイプが多いですね。

彼からしてみたら、自分が行きたい所に行ったり、食べたい物を食べに行くよりも、相手が行きたい場所・食べたい食べ物を食べに行く方が喜んでくれると考えています。

女心としては、ちょっと違うんだよなーと思ってしまいますよね。

そういう男性に対しては「私もあなたのことを知りたい」という気持ちを伝えてあげましょう。

あなたがどういう場所が好きなのか・どういう食べ物が好きなのかを教えてほしいというような言い方をしてあげれば、彼も少しずつ自分の気持を打ち明けてくれます。

自分の意見をあまり言わない男性に対しては、時には女性側がリード・誘導してあげる必要があるということも覚えておいてくださいね☆


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