本当は別れたかった?自分からサヨナラを言わない「察して君」だった彼の気持ち

モジさん(女性 28歳 東京都 会社員)から投稿いただいた「彼の気持ち」体験談です。

カフェで開かれたライブで出会った不思議な雰囲気を持つ年上の彼と交際を始めたモジさん。

自分の意見をストレートに発言しない彼ですが、別れを醸し出すような発言をすることがたまにありました。

それでも特に気にせず交際を続けていたモジさんでしたが、Facebookに出てきた彼の情報で驚くべき事実を知ることになります。

彼の気持ち体験談メモ

お名前:モジさん(仮名)
性別:女性
当時の職業:会社員
年齢:28歳
地域:東京都
悩み:たまに突き放すような発言をする彼の真意がわからない
当時の状況:ライブで出会った年上の彼と交際中


アーティスティックな彼の察して欲しい気持ちとは

彼と出会ったのは、友人のライブでした。

小さなカフェで夜ひっそりと開かれたライブには、演者は三組おり、彼もその内の一組の知り合いで見に来ていたらしく、お酒を飲みながらのまったりとした時間の中でふと話しかけられました。

暗がりだったので、なんとなくの雰囲気しかわかりませんでしたが「イケメンに話しかけられたなぁ」くらいの感想しか持ちませんでした。

話しているうちにお酒の力も借りて打ち解け合い、そのあと二人で飲み直すことになりました。

その日は初対面とは思えないほど盛り上がり、とにかく楽しい、心が浮き上がるときめき溢れる夜になりました。

頻繁に連絡を取り合い恋人関係に

その日は連絡先を交換し「また機会があれば」とお別れしたのですが、その一週間後に「またお会いしましょう」という趣旨のメールがきました。

いい出会いがあったけれど、あれはあの日初めて出会った相手ゆえの高揚感からくるものだから「この後に続かなくてもいいかな」などと思っていた自分は何処へやら、飛び上がるほど嬉しくそれを察せられない様に返事をしました。

それからは早いもので、ストレートではないにしろ好意を伝えてくれる彼に私もどんどん夢中になり、恋人関係になるのは早いものでした。

彼はデザイン関係の仕事をしており、自分の世界を持っているようなアーティスティックな雰囲気があったので、ときたま見せる不思議な影、それは声にもたまに出ていたのですが「自分は悪い奴なんだ」と言ったり「あなたは自分には勿体無い」といった発言を、私は特に重く受け止めず「変わってる人だなぁ」くらいに思っていました。

会うのはもっぱら平日の夜のみでしたが、たくさん話をするだけで私は満足でした。

彼から突然会えないと言われたけど…

一年も過ぎる頃、わりと深刻に「自分は悪い人間だから、もう会えない」と伝えられました。

私の方が一回りほど若かったので「そういうことも関係してるのかな」と思ったり、普段から人とはちょっと違う物言いをする人だったので、アーティステッィクな人っぽい変な思い込みだろう、と思ったりもしつつ「そんなことないのでこれからもお付き合いしましょう」と伝えるとやはり元通りになりました。

facebookでわかった彼の既婚情報

そんな時にふと、facebookの友達かも?の部分に彼が出てきました。

今まで出てこなかったのになぜ急に?と不思議に思いつつも初めて彼のページを覗いてみると、彼の交際ステータスのところにはしっかり「既婚」と記されていました。

これには本当に驚きました。

そういえば平日の夜しか会っていなかったり、旅行さえ一緒に行ったこともなく、一日中遊んだことさえない、そして度重なる彼の自分は悪い奴なんだ発言

「既婚」という文字だけで、パズルがピターッとはまりました。

彼に対する怒りや落胆よりも、こんなにもヒントがあったのに気づかない自分に、もはやあっぱれと思いました。

「察してくん」の彼の本当の気持

「察してくん」の彼の本当の気持

彼が私とあっている時の気持ち

彼はどんな気持ちでヒントを与えつつ、私と会っていたんだろう。

罪悪感に苛まれつつも、気があう私と会う時間はきっと楽しんでくれていて、それを振り切ることもできず、そしてまた罪悪感を感じたり。

きっとそんな気持ちだったんじゃないかなぁ、と不憫にも思いました。

そういえば「私にはもっといい人がいるから、自分と会っていてはダメだ」なんて歯の浮く様なことも言われたこともありました。

その度に、アーティスティックな人だから変わってるなぁと合点していました。

本当は別れたがっていたかもしれない彼

彼はずる賢いというより、きっと変わった雰囲気は本当だから、もうコントロールできなく、でも流れに流されてたんだろうと思うと彼が可哀想になりました。

もちろん好きだったのでとてもショックでしたが、やはり彼の察して欲しそうな気持ちに気付けなかった自分は図太く、彼が卑怯だったことに変わりはないですが「ああ、なんか大丈夫」と、スパッとお別れしてあげました。

きっと彼は私から別れを切り出してもらい、さぞホっとしただろうと思います。

モジさん(女性 28歳 東京都 会社員)


モジさん、貴重な体験談を投稿していただきありがとうございました。

自分の本音を言わない察して君への対処方法

お付き合いをされていた彼も中々の変わり者ですが、モジさんも十分変わり者だなと思います(笑)

でも、前向きで切り替えの早いモジさんだったからこそ、今回の恋愛で大きく傷つくことが無かったのでしょう。

今回体験談に登場したアーティスティック彼ですが、所謂「察して君」と呼ばれるタイプの男性

「察して君」は、何か決断を迫るようなことがあれば遠まわしな発言をして、相手に判断を任せます

ハッキリと意見を口に出して言わないんですよね。

自分の意見を言わない「察してくん」

自分の意見を言わない「察してくん」

典型的な例は、「何を食べたい?」と聞くと「何でもいい」と言いつつ、いざこちらが選ぶと「違うのが良いな」とか言い出す人です。

今回の彼は上記のパターンとは少し違いますが、「自分は悪い奴なんだ」と言って予防線を張っておき、それでも自分に付いてきたあなたが悪いよねというスタンス

相手に選択の余地を与えておきながら、自分から離れないように仕向けるズルいタイプの男性といえます。

このタイプの男性って自分から別れを切り出すようなことをしません。

フるよりもフラれる方を選ぶのが「察して君」です。

あなたをフって悪者になりたくなるのが嫌なんでしょうね。

友人や恋人にこの手の人間がいるとイライラするのが私です(笑)

ハッキリしろ!と叱ってやりたくなります。

「察して君」にあまりストレス無く付き合えるモジさんを羨ましく思います。

次の恋は素晴らしいものになることをお祈りしています。


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