私を束縛したいの?強がりな彼氏の本音を知れた私の恋愛体験談
まこさん(女性 24歳 東京都 フリーランス)から投稿いただいた「彼の気持ち」体験談です。
高校時代から交際をしていたまこさんと彼は、進学をきっかけに別々の学校へ。
最初は順調に交際が続いてた二人ですが、徐々に彼はまこさんのちょっとした発言に嫉妬をするような態度や束縛の強い一面を見せるようになります。
しかし、男性もいるゼミの飲み会への参加を彼に確認すると快諾をしてくれたり、束縛をしたいのか自由にさせたいのかよくわからない行動を彼がとるので、まこさんは彼の気持ちがわからなくなってしまいます。
彼の気持ち体験談メモ
お名前:まこさん(仮名)
性別:女性
当時の職業:大学生
年齢:24歳
地域:東京都
悩み:束縛したり自由にさせたりする彼の気持ちがわからない
当時の状況:別々の学校に通いながら交際中
私を自由にしてくれる彼とたまに見せる束縛の強い彼はどっちが本当の彼?
高校時代から付き合っている彼氏がいます。
クラスは違ったものの、高校2年生の終わりに委員会を通じて親交を深め、3年に進級して同じクラスになったのをきっかけに付き合い始めました。
そしてその付き合いは、高校卒業後も続いていました。
彼は専門学校へ、私は4年制大学へと進学。
生活スタイルの違いからか、はたまた価値観が違ってしまうのか、よく「社会人と学生は合わない」という俗説を聞きますが、このように私と彼は互いに進学しともに学生という身になったため、進学先は違えど大した心配はしていませんでした。
また、どちらも地元である東京は離れておらず、互いの学校の中間地点で顔を合わせることもでき、物理的に引き離された感覚がしないというのも私が彼との交際を楽観視することになった一因だと思います。
そしてその見立て通り、入学後も交際は順調でした。
徐々に変わってきた彼の態度。私の事を疑ってるの?
しかしそれは、入学後数ヶ月、ちょうど夏過ぎまでの話です。
彼の変化を感じ始めたのは、夏も終わり、やや肌寒くなってきた時期でした。
それまでは高校時代の思い出や互いのバイトの話、また共通の趣味である読書の話などで盛り上がることが多かったのですが、唐突に私の大学生活について尋ねてくることが増えてきたのです。
それも内容は「まこの大学って男女比どれくらいなの」といった、あきらかに男性を意識したものでした。
私は特に意識もせず、入学前にパンフレットで見た情報をもとに「大体半々くらいだったと思うよ」と言ったのですが、これが間違いでした。
後日、彼は「ネットで見てみたら6対4くらいで男の方が多かった、なんで嘘つくの」と息巻いてきました。
確かに改めてみると、彼の言う通り男女比は大体6対4といったところでした。
しかしそれは私が入学する年に新設された新しい学科に男子が多かったからで、特にうそをつくとか、そのような気持ちはありませんでした。
そのことを伝えると彼は不承不承といった調子に一応は納得する姿勢を見せましたが、私の頭の中は疑問でいっぱいでした。
あんな何気ない会話での発言をわざわざネットで調べて本当かどうか確かめたの?という驚きです。
そしてそれ以上に驚いたのは、この時期の彼の行動です。
上記の行動だけを見れば単に「束縛の強い彼」と見ることができますが、そのほかの彼の行動はおおよそ束縛とは程遠いものでした。
嫉妬をしたり自由にさせたりする彼は何を考えてるの?
こんな出来事があったので、男性もいるゼミの飲み会に行ってもいいかと一応尋ねてみたところ、先日の態度がウソのように快諾してくれました。
さらに、自身のインスタには専門の同級生であろう女の子との写真を連投する始末です。
加えて、私がツイッターに挙げた飲み会の画像を指し、「この人カッコいいね」など、大勢でいるうちの一人を褒めたりしました。
これらを見れば、私たちは離れ過ぎず近すぎず、どちらがどちらを束縛するでもなく互いを尊重し健全な交際をしている、ということになったと思います。
しかし実態はそうではありません。
前述の男女比もそうですが、彼が「カッコいい」といった男性について私が「そうなんだよね。その人は院生で、やっぱ大人って感じだったよ」と同意を示すと明らかにムッとした態度に豹変したりします。
一方では明らかな嫉妬を見せ、かと思えば寛容な態度を見せ、同意をすれば反発する……こんな態度を見せる彼の気持ちがわかりませんでした。
彼の気持ちがわからない…彼の真意を勇気を出して確認
以前の彼とうまくいかなくなったとき、私が自分の中でただ悶々とし、結果別れてしまったという経験があります。
今回は、はっきりと彼に自分の気持ちを伝えることにしました。
上に書いたように「束縛したり自由にしたり、あなたの気持ちがわからない」とそのまま伝えました。
彼から返ってきた言葉は単純明快、「束縛している俺が本当の俺」とのことでした。
彼はその後「本当は進学先が違うことをひどく不安に思っていたこと」「会えないわけじゃないとはいっても高校時代のように毎日は会えないこと」「にも拘わらず、まこ(私)が”全然平気”というような顔をしていることが怖かったこと」「女の子との写真を見せて、まこにも同じ気持ちになってほしかった」などをすべて打ち明けてくれました。
彼は卒業に伴い変わった環境が、またそれを楽観視してへらへらしている私が、ただ不安だっただけだったのです。
なまじ私が何でもないような顔をしている分、男である自分がそれを口に出すのもはばかられ、余裕のある態度を見せたりもした……寛容な態度の意味はこれでした。
私は「自分が平気だから」と、無意識に彼も同じだろうと思ってしまっていたことに気が付きました。
それからはなるべく不安は口にしよう、ということで解決、すべては丸く収まりました。
この恋愛経験で私が出すことが出来た答え
この経験を経て私が思ったのは、「少女漫画のようなもどかしいすれ違いは、案外簡単に起こりうる」ということです。
ただ似たような状況において、今回の私のように面と向かって正直に気持ちを伝えられるケースは少ないかもしれません。
しかし、もしできるのであれば、現状以上にこじれないよう早めの段階で彼と面と向かって話し合うことをおすすめしたいです。
2人の人間がわかり合うにはきっとそれが一番単純で一番難しく、そして一番の近道なのだと深く感じた出来事でした。
まこさん(女性 24歳 東京都 フリーランス)
まこさん、貴重な体験談をありがとうございました。
本当は不安で束縛をしたいのに強がってしまうのが男心
男という生き物は女性の前では強がってしまう生き物です。
それが自分が好きな彼女であれば、多少のことでは弱音を吐くことは出来ないと考えてしまうのが男性の心理です。
まこさんの彼もまさにそんな強がりな男性の一人。
自分とは違う大学に通う彼女に悪い虫がついていないかどうか、誰だって心配にもなります。
しかし、その感情を表に出してしまうと「弱い男」「女々しい男」と思われてしまうんじゃないかと男性は危惧します。
彼女に自分が弱い男と思われてしまったら男のプライドが傷ついてしまいますからね。
そんなプライドなんか気にしないで私のことを心配してくれた方が嬉しいのに!と女性からしたら思っちゃうところですが、男性は好きな女性のまではカッコつけたい生き物ですから仕方ないことと割り切りましょう。
弱い姿を彼女に見せたくない、強い男でありたい思いながらも、不安や嫉妬という感情はコントロールが難しい感情です。
あなたのことを信用して自由にさせておく男の方が器の大きいカッコイイ男であると彼が考えていたのでしょうが、不安や嫉妬という感情のほうが大きくなりすぎてしまい、彼はまこさんのことを少しだけ束縛してしまったように思います。
他の女性も一緒に写っている写真をSNSにアップしたのも、まこさんに不安を感じさせて、自分だけに気持ちを向くようにしたかったからでしょう。
幼稚な行動と思うかもしれませんが、強がりな男性はそういう回りくどい方法を使ってあなたの気持ちを確認しようとします。
また、まこさんがSNSにアップした写真に写っていた男性をカッコイイねと褒めた彼に対して、まこさんはそのままカッコイイ人だと肯定をしてしまっていますが、これはよくありません。
「カッコイイ人だけど、あなたのほうがカッコイイよ」というフォローの一言を添えてあげましょう。
それだけで彼の心は安心感を覚えますし、彼女からカッコイイと褒められたという嬉しさが生まれます。
強がりな男性は中々本心を話してくれないので、すれ違いが起きてしまわないように、女性側から愛情表現をしてあげましょう。
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