No.121 いつプロポーズしてくれる？結婚願望の強い私と結婚願望の無い彼の気持ち
鈴さん（女性 30代後半 北海道 主婦）から投稿いただいた「彼の気持ち」体験談です。
結婚願望があまり無い彼と交際をしていた鈴さん。
周りがどんどん結婚をしていくなかで、彼が次第に結婚願望を持つだろうなと予想して、彼からのプロポーズを待ちます。
しかし、彼の口から結婚という言葉が出てきません。
痺れを切らした鈴さんは、彼に結婚をする意思があるのかを直接聞くことにしました。
彼の気持ち体験談メモ
お名前：鈴さん（仮名）
性別：女性
当時の職業：主婦
年齢：30代後半
地域：北海道
悩み：結婚願望の無い年上の彼にプロポーズをされたい
当時の状況：年上の彼と長年交際中
結構願望の無い年上の彼と結婚願望の強い私
悩んでいた当時の私には付き合って5年以上経つ彼氏がいました。
もともと結婚願望がない彼氏だったことは知った上で付き合っていたのですが、長く付き合っていくうちにきっと気持ちは変わるだろうと信じていましたし、「私への好きという思いが高まっていつか結婚したいと思わせてやるんだ！」という自信を持っていました。
何の根拠もありませんでしたがとても大切にされているという実感はしっかりとあり、いつか自然な流れでプロポーズの日を迎えるものだろうという漠然とした考えがあったのです。
周りが結婚していくなかで彼の気持ちに変化が起こることを期待
年上の彼氏だったので、周りの友達が結婚し始めたのを機に彼氏もその気になってくれるかもしれないという考えもありました。
案の定、30歳前後には結婚する友達がみるみる増え、結婚式に呼ばれて急がしそうにしている彼氏を横目に「そろそろかな？」なんて思っていたものです。
そんなに単純な人ではなかったのですが、やっぱり「結婚」という未知の世界に足を踏み入れるには、周りがそうしているという安心感と焦りがなくてはなかなか覚悟が決まらないものだろうと想像していました。
私自身、結婚願望はありつつも心のどこかで不安があったのは事実です。
それが結婚願望がなく、わりと冷めた両親を見て育った彼氏のことなら尚更であったでしょう。
結婚願望の無い彼…私にプロポーズはしてくれる？
中々彼の口から結婚という言葉が出てこないので…
しかし、そんな時期を過ぎても彼氏はなかなかプロポーズをしてくれませんでした。
30歳という年齢上の変化も期待していたものの、彼氏から「結婚」の二文字は出てきません。
サプライズを企画するような人でもないため、口に出さないということは現実までまだ程遠いということなのだろうと感じました。
そこで私がしたことは「今の心境を聞いてみる」ということでした。
結婚願望のない彼氏が少しでも結婚に興味を持てるようになったか、直接聞いて確かめてみることにしたんです。
勇気を出して彼に結婚の意思を確認してみると…
「結婚したいと思ってる？」とはっきり聞いてみた私に返ってきた言葉は想像以外の言葉でした。
それは、「転職してまだそんなに経っていないから結婚はまだかなと思っている」とのことでした。
当時彼氏は転職して1年目くらいでした。
仕事は順調ですぐにまた辞めるような状況ではなく、私はそのことについて全く気にしていなかったので「まさかそんなことを気にしていたなんて…」と意外だったのをよく覚えています。
そして、その言葉にはしっかりと結婚の意志を感じられました。
言葉の裏を読めば「時期が来たら考えるつもりだ」という意味だと解釈しました。
彼がプロポーズしやすいように少しずつ誘導する作戦
私はそれだけでとても嬉しくなりました。
結婚願望のない彼氏が、結婚を考えてくれていたとわかれば後は彼氏からのプロポーズを待てばいいのです。
ただ、彼氏は「プロポーズってどうすればいいんだろうね」とも言い出しました。
彼氏は奥手なタイプでいつも私に合わせてくれる優しい人なので、プロポーズもどうすればいいのかよくわからないというのは本音なのでしょう。
しかし、自分の思うようにやればいいという図々しいことはしそうにないため、私をがっかりさせないように上手くやりたいという思いが戸惑いを生んでいたのだと思います。
遠回しに「どんなプロポーズがいい？」と聞いてくれたのだろうと解釈した私は、ご丁寧に「こんな場所が嬉しい」「そこまで気を遣わなくていいと思う」というような、注文のようなアドバイスのような返事をしてから彼氏を信じて待つことに決めました。
待ちに待った彼からの素敵なプロポーズ
そこから数ヵ月後、彼氏は私が伝えた希望通りの場所でプロポーズをしてくれました。
あの時私の後押しがなければこの日はもっと遅くなっていただろうと思います。
それでも良かったのかもしれませんし、自分でレールを敷いてしまった分驚きは少なくなってしまったのでちょっとだけ残念に思います。
しかし、私の望む形でプロポーズをしようという優しい彼氏に「この人だったらずっと大切にしてくれる」という確信を持つことができました。
私は彼氏が気を悪くしないように、プロポーズの言葉が出るギリギリまで予感にすら気づいていないふりをしてその瞬間を迎え、優しくOKの返事をしました。
全てが彼氏らしい愛情いっぱいのプロポーズだと受け止めました。
鈴さん（女性 30代後半 北海道 主婦）
鈴さん、貴重な体験談を投稿していただきありがとうございました。
結婚願望が次第に湧いてきた彼の気持ち
体験談を拝見してまず初めに感じたことは、鈴さんがとても前向きな女性であるということです。
周りがどんどん結婚をしていくなか、彼からのプロポーズを待っている間はとても不安だったでしょう。
でも、そんな悲壮感は感じさせずに、彼に結婚をしたいと思わせたり、プロポーズをさせるためにどんどん行動をしていました。
とても素晴らしいことだと思います。
鈴さんが言っているように、結婚願望がない男性でも、周りがどんどん結婚をしていけば自然と結婚について考えるようになります。
そんな状態でも結婚を他人事と考える男性は辞めておいた方がいいでしょう。
時間の無駄になる可能性が高いと思います。
鈴さんの彼も、家庭環境が冷めていたということもあり、最初は結婚に対しては否定的な感情を持っていたようです。
そんな彼ですら、環境が変わるに結婚に対して興味を抱くようになっています。
結婚に対するマイナスイメージだけでなく、幸せな家庭というプラスなイメージが想像できるようになったのかもしれませんね。
その絶好のタイミングで鈴さんは彼に結婚の意思があるのかを確認しています。
いい不意打ちですね。
結婚を意識し始めたタイミングで、付き合っている彼女から結婚について質問をされたことで、彼の中で結婚という行為が一気に現実的になったはずです。
結婚願望の無い彼に結婚を意識させる方法
その後の行動も見事でした。
普段の会話の中で、自分がして欲しいプロポーズを彼に伝えています。
一世一代のプロポーズですから、男性もあれこれ考えます。
ですが、それが彼女の趣味から外れてしまったらプロポーズは失敗ですから、中々プロポーズまで進まないことが多いんです。
そこを自然に誘導した鈴さんはかなりの策士（笑）
私も鈴さんの教えを受けたいくらいの見事な手腕です♪
彼の結婚の気持ちを最後まで確認できず、悲しいピリオドを打つ女性も沢山いますが、そうならないために鈴さんを見習って欲しいと思います。
告白も結婚も、彼からのアクションを待つだけでは最高の幸せを手に入れられないと肝に命じてくださいね☆