私はあなたの奴隷なの?軽いモラハラ男に3年半を費やしてしまった恋愛体験談

こむぎこさん(女性 24歳 大阪府 主婦)から投稿いただいた「彼の気持ち」体験談です。

彼の気持ち体験談メモ

お名前:こむぎこさん(仮名)
性別:女性
当時の職業:主婦
年齢:24歳
地域:大阪府
悩み:彼が軽いモラハラ男かもしれない
当時の状況:一目惚れした彼と交際中


軽いモラハラ男に3年半を費やしてしまった恋愛話

私は現在、素敵な旦那さんに巡り合えて幸せな結婚生活を送っていますが、その前にお付き合いしていた男性が少しモラハラ男でした。

出会いは友人の趣味の繋がりから始まり、お互い一目惚れでお付き合いがはじまりました。

人当たりが良く、みんなから好かれるような人柄で、そんな人とお付き合いできるのはやはり嬉しかったです。

何より好きな者同士が一緒になれたことに奇跡のような気さえしていました。

相手は大学のためにひとり暮らし、私は当時は実家に住んでいたのでバイトが終わったら彼の家に行くのが日課でした。

その頃は同じくらいの熱量で、相手の事を思いやりながら一緒に居られたのでは無かったかな?と思います。

まさかそこまで猫を被っているとは思いもしませんでした。

徐々に明らかになる彼のモラハラ気味な性格

私は現在は大阪で旦那さんと仲良く暮らしていますが、当時彼は大学生で、私は実家でお互い愛知県に住んでいました。

毎日のように元カレの家に遊びに行き、門限までには車で送ってもらう、そんな日々でした。

その頃から軽いモラハラがすでに始まっていて、門限で私を送り届けてくれて寂しさのあまり泣く私を置いて帰ったり、ピアスをしていたのですが全部取ってくれと言われたりしていましたが「生まれて初めての恋人」「こんな私を好きになってくれる人なんてもう現れないだろう」そんな思いからすべて言われたとおりにしていました。

喧嘩という喧嘩は無く、重たい心の内をさらけだすのがかつての私の喧嘩でしたがその時でも彼は折れず、いつも謝るのは私でした。

相手の言う事にはすべてイエスと応えるようになっていました。

お金の無い浪人生の彼のために沢山のお金を消費

付き合いだして1年程が経ち、大学を卒業した彼は地元である岡山に帰って行きました。

彼は医学部を目指して浪人生になり、私は名古屋に残り、遠距離恋愛が始まりました。

浪人生になり勉強に没頭する彼は、もちろんバイトも何もしていません。

私は当時フリーターをしていたので多い時は月に1回、少なくとも2、3ヶ月に一度は夜行バスで名古屋から岡山を往復していました。

彼は高速バスの降り場まで来て笑顔で迎えてくれて、最初の頃は私も会える嬉しさに大喜びしていました。

浪人生でお金は無いので食事などは自分が食べた分を自分で払う、バスの交通費は私が全負担がいつの間にか「当たり前」になってしまっていました。

当時はそれになんの疑惑も持たずにただ会えるのが嬉しかったです。

一緒にいるときにも2、3時間は勉強の時間に充てられいても、当時は仕方がないと自分に言い聞かせていました。

貯まっていた不満が爆発して彼と破局

そんな日々が2年間続き、友人からも「そんなの片方が我慢する何ておかしい」「早く別れろ」と言われ続けたこと、溜まっていったモヤモヤが爆発して別れようと決意しました。

一生独り身になるかもしれないと震えながら電話で別れを告げました。

恋の魔法が解けた途端に「今までの私は何をしていたんだろう?」と物凄く時間を無駄にしてしまったような気持ちになりました。

別れ話をしているときはお互い泣きじゃくって「いままでありがとう、さようなら」の流れに持っていけたのですが、私と別れた後の元カレが「食事もまともに食べられない、夜は眠れない」そんな状態になってしまい「受験が終わるまで」と期限付きで復縁しました。

私の気持ちが離れていくのを実感してようやく取り繕うようになってきましたが、それでも私の気持ちが戻ることはありませんでした。

軽いモラハラ男に3年半を費やしてしまった恋愛体験談

完全に冷え切った元カレへの気持ち

私は嘘をつくのが苦手(すぐ顔にでてしまう)なので相手もさすがにもう駄目だと悟ったらしく、受験が終わる少し前、まだ真冬の寒い時期に無事お別れすることができました。

今では顔を見るのも嫌なくらい軽いトラウマ?になってしまいましたが、こういう人も世の中にはいるんだなと学べたいい機会だったんだろうと思います。

元カレがいなければ恐らく今の旦那さんと巡り会える趣味に没頭してはいなかったので感謝こそしないものの、まあ悪くはないなと思って日々の幸せをかみしめて生きています。

こむぎこさん(女性 24歳 大阪府 主婦)


こむぎこさん、貴重な体験談を投稿していただきありがとうございました。

彼女にモラハラをしてしまう彼の気持ち

DV(ドメスティック・バイオレンス)という言葉をご存知の方は多いでしょう。

親族や配偶者、恋人という親しい関係の人から暴力をふるわれた場合、それはドメスティック・バイオレンスに該当します。

これに対し、モラハラ(モラル・ハラスメント)は精神的に攻撃することを指します。

正直なところ、DVとモラハラの線引は曖昧な部分があるので、私は目に見える肉体的な暴力をDV、目に見えない精神的なDVをモラハラと呼ぶようにしています。

今回体験談を投稿してくださったこむぎこさんさんの彼ですが、若干のモラハラ気質があったようです。

泣いている彼女を置いてさっさと帰ってしまったり、喧嘩をしてもこむぎこさんが謝るまで譲らない、交通費やデート代は出さないというタイプの男性でした。

ただ、上記で挙げた点も少なからず元カレさんの気持ちが理解できる点もあるので、完全に元カレさんが悪者という印象はうけていません。

モラハラというよりも、馴れが原因でこむぎこさんに対する扱いが雑になっているだけのように感じています。

まず、泣いているこむぎこさんを置いて帰ってしまった点ですが、これは仕方ないでしょう。

彼にも明日の予定がありますし、夜遅い時間にもかかわらず一人で車を運転して帰らなければなりません。

付き合いたての頃は彼も泣いているこむぎこさんを慰めていたはずです。

しかしそれが続くとなると…面倒だなという感情が生まれてしまうのも納得です。

次に喧嘩の際に彼が譲らないということですが、これはお互いが子供だったから。

10代の喧嘩なんてそんなものではありませんか?

ただ、彼はこむぎこさんが自分に依存しているという状態を無意識のうちにわかっていたと思います。

自分の方が立場が上だという感情があったため、譲ることができなかったと思われます。

そして、遠距離におけるデート代です。

これも彼は浪人生ですからお金がありませんから仕方ないと思わざるをえませんでした。

バイトをしながら受験勉強をして合格するほど医学部の試験は楽ではありません。

そんな彼と交際を続けることを選択したのであれば、多少目をつむる必要があったと思います。

ただ、彼自身も自分に尽くしてくれるこむぎこさんに甘えすぎているようには感じました。

こむぎこさんが尽くせば尽くすほど、それが当たり前になり、どんどんこむぎこさんに甘えている状態だったと思います。

男性は、親しい間柄の相手が自分に何かをしてくれたと場合、その行動に対してお礼をするという考えが浮かばない人が多いんです。

ギブアンドテイクの精神が、親族や恋人との間に生まれにくいんですよね。

それに対して、女性側の不満が貯まっていくということはよくあることです。

不満が爆発してしまう前に、しっかりと自分の気持を打ち明けることが出来ていれば、いい恋だったで終わったかもしれませんね。


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